連載コラム

昔は全盛期だった占い雑誌は今は殆ど見ませんよね

今から30~40年前には全盛期とも言えるほど、占い雑誌が沢山販売されていました。
雑誌の中身といえば血液型占いや恋のおまじないなどが数多く掲載されていたと記憶しています。

今ではすっかりと占い雑誌というものは見なくなりましたが、世間の興味は占いからなくなってしまったのでしょうか。

雑誌の売上を支えているのは広告費です。
しかし占い雑誌には広告を載せたいスポンサーがいても雑誌を買う読者の購買意欲が伴わなければ、やはり消えていく運命だったのではないでしょうか。
占い雑誌を出版する、出版社が減っていったようです。

テレビやインターネットの時代に手間ひまかけて作った雑誌よりも、
ほぼリアルタイムで情報を流せるテレビやインターネットに世間の興味は移っていくのは仕方がないものです。
不動のファッション雑誌も生き残るのに必死だと聞きます。
それこそ雑誌なのかバック販売のおまけなのかと言われていますが、やはり情報はリアルタイムで見れる方が強いようです。

ファッション界はかなり初期の頃からインターネット業界に参入してきていて、
雑誌自体は売上が厳しかもしれませんが、ファッション業界全体の売上は伸びているのではないでしょうか。
インターネットで買える服や、ファッション小物など数多くあります。
ファッション系カタログ販売もインターネットに参入してきています。

しかし、占い業界はどちらかと言うとインターネットの波に乗り遅れた感があるのは否めません。
たまにサイトは運営してるから波に乗り遅れたなんてことはないよと聞きますが、
その答えが波に乗り遅れているのです。
確かに情報自体が価値があり、そこにお金が発生する占いがインターネットに情報を流すというのは非常に危険かと思います。

しかし今や家電の炊飯器やエアコンなどでもインターネットを利用されていますし、家中の家電がインターネットに繋がるようになります。
占い業界もチャットを使ったリアルタイム占いアプリや数多くの占いサービスが出てきています。
全てがインターネットに向かっていく中で、時代に逆行するような形で雑誌は無いよと言われるかもしれません。

だからそんな中で雑誌なんです・・・占いは非常に個人的なことが多いのです。
インターネットでも構いませんが、やはり雑誌などで一人でその世界に入るのは一種の幸せな時間だと思うのです。
インターネットは見ている本人は一人ではありますが、インターネットの先には数え切れない人がつながっています。

占いの雑誌などで大人気になった動物占いなどがありました。
当時は自分はどの動物だとか、相手の動物を当てたりなど大変盛り上がっていました。

現在でもネット上で動物占いなどを見かけますが、話題にはなっていません。

話題って何から作られているのでしょうか?テレビ・雑誌・ネット

話題の一番大きな要因はテレビです。
テレビで取り上げられた時のインパクトは大きいのです。
テレビで取り上げられたことに高校生などが話題にし、より大きな話題の渦が出来上がっていきます。

全世界で話題になったピコ太郎さんの「PPAP」はネットで話題の火がついたような気がしますが、
日本に限ってはジャスティン・ビーバーさんが面白いと言った「PPAP」とテレビのワイドショーなどで紹介されてから大人気となりました。

話題が作り上げられる仕組みは簡単にはこのようになっています。

・多くの人がそのことを見ることができる
・見たことを多くの人と喋って共有できる
・繰り返し見ることができる

この条件をクリアできると話題が生まれます。
もう少し細かく言うと話題になる物によって年代や性別で大きく変わりますが、簡単に言うと条件をクリアすれば話題になります。

テレビや雑誌などがこれに当たりますが、残念ながらネットは該当しないのです。
多くの人が繰り返し見ることは可能ですが、あくまでもネットは個人的すぎるため、人と会話の中で話題にすることが少ないのです。
ネットでの話題を人と話す場合はテレビで放送された、雑誌に書いてあったなど別メディアで流れたあとになります。

占いで話題を作り出そうとするなら、テレビと雑誌は不可欠です。
ただ、テレビは不特定多数の人が視聴する前提なので、好き嫌いがはっきりしている事柄の話題を流すことを嫌います。
また商売として番組を流しているので、結果的な儲けが出ない番組を流すことも嫌います。

雑誌は購入することが前提なので、その雑誌に書かれていることが好きではない人が雑誌を購入することはありません。
占いに興味がある人だけが読む話題を作り出せるメディアが雑誌なのです。

では近年ほとんど出版されなくなった占い雑誌をどうしていくか。
これをマリーシェルはずっと考えてきました。
占いと雑誌の親和性は非常に高く、占い師を紹介するのにも雑誌は優れたメディアになると考えています。

雑誌を出版している会社がないのなら、マリーシェル出したらいいじゃないか、と・・・
しかし、雑誌に関するノウハウは多くはないので、雑誌に関するノウハウを持った出版社と協業できないかと、
動いています。
出版とはそんなに簡単なものじゃないよとお叱りを受けてしまうかもしれません。
しかし、挑戦無くして新しいものは作り上げることはできないと思うのです。

ドンキホーテになるのか、コロンブスになるのかはまだ誰も知りません。
ただ、信じるものに走ってみるという決断を応援していただければ幸いです。

雑誌の出版に関して、何かしら動きがあればまたご報告していきたいなと、思っていますので、
なるべく気長に占い雑誌の復活を待っていてください。

占い雑誌の未来はWEBしか無いのか?

占い師のお仕事募集!

2018年2月22日   追記

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