連載コラム

社会派占い師・ファルコ環の 【活躍運でみる都知事選】☆その1☆

どうも、ファルコ環(たまき)です。

今回、こちらで占いに関するコラムを載せていただける事になりましたので、どうぞよろしくお願いします。

でも、こういうのは初めてなので、どのようなノリでやればいいのかと少し悩んでいるのですが、とりあえず、いつもブログで社会ネタを扱っている感じでやってみようと思います。

今回、題材として選んだのは、7月に行われた東京都知事選!

どうぞお付き合いください。

小池百合子氏の圧勝が起きた不思議

ご存じのとおり、都知事選自体は小池百合子氏の圧勝で終わっており、もう選挙の行方を占う必要はありません。しかしながら、気になる部分もちらほらあります。

まず目を向けたいのが、都知事選が始まる前までは、有名とはいえ数多くいる女性政治家の一人にすぎず、(こういっては失礼ですが)最近はそれほど脚光をあびていたわけでもなかった小池氏が、なぜ圧勝したのか、というところ。

論点はなんだったのか、いまいち不透明!?
圧勝の不思議と今後の小池百合子に注目!!

郵政民営化とか議員報酬半減とか、何か重大な政策を争ったわけでもないですし。

そういえば、最近、「東京都の家庭の照明をLED電球に変える事で環境都市を目指す」みたいなことが書かれている記事を見ました。(注:日経ビジネスオンラインだったと思う)特に悪くはありませんが、まさかそれが都民の絶大なる支持を集めたわけではないでしょう。

まあ、そんなわけで、今回のテーマでは、「なぜ小池氏が圧勝したのか?」というのと、あと「今後、小池氏はどうなるのか?」ということに焦点を当て、3回にわけてお送りしたいと思います。

【活躍運でみる都知事選】その1

鳥越俊太郎氏から小泉元首相まで
<活躍運>から見えてくるもの
“役割を立派に果たし終えられた方”における勇退のススメ!!

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さて、今回の都知事選を振り返ってみますと、実質的に主要3候補の争いでした。

・鳥越氏(民進党ほか推薦の野党統一候補)
・増田氏(自公)
・小池氏(無所属)

というわけで、その3候補の運勢のお話を。そうですね、その1では、まず何かと話題になった鳥越氏の運勢を見てみたいと思います。

(1)鳥越俊太郎氏(ジャーナリスト)の運勢について

鳥越俊太郎氏といえば、説明の必要はないかもしれませんが、このコラムを見られる方は若い方も多いと思いますので、一応説明します。ジャーナリストとして長年活躍されてきた方で、1990年ごろに宇野首相(当時)の愛人問題を暴露して、内閣退陣のきっかけを作ったことで有名です。

その後、「ザ・スクープ」という報道番組を持たれて、主に政治や行政の批評をされていました。

今回の選挙では、序盤では小池氏と並んで支持率トップを争っていたのですが、なんかいろいろあって、途中からどんどん脱落したイメージがあります。結果は一応3位ですが(得票率20%)、有名人で野党統一候補というわりにはさびしい数字ですし、途中から落確(落選確実)も噂されるありさまで、右系の論者からは「わざわざ批判するに値しない」みたいな声すら上がっていました。どうしてこうなってしまったのかは、実は鳥越氏の活躍運を見ればすぐわかります。

 ※「活躍運」とは

初めて耳にする方も多いでしょうが、私の造語であって、要は、その人が社会的に活躍するための運気です。これが高い時期は社会的に活躍することができますし、低い時期にはいくら本人が頑張っても周囲や社会を動かすことができなくなる、そういうものです。

その人が会社などで活躍するには2目盛りぐらいあるのが望ましいですし、もっと大きなスケールで社会全体に働きかけて、これを動かそうとするならば、3目盛りぐらい欲しいところです。

というわけで、さっそく鳥越氏の活躍運をグラフで見てみることにしましょう。

【鳥越氏の活躍運】

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グラフの通り、鳥越氏の人生の旬(=もっとも活躍運が高くて勢いがある時期)は1990年ごろとなっています。この時期には「ザ・スクープ」という報道番組を持たれて、ジャーナリストとして大活躍されていました。

ところが1996年ごろから鳥越氏の活躍運は下降していきます。ちょうどそのあたりから「ザ・スクープ」という番組も徐々に縮小されていき、活躍が目立たないようになっていきました。

まあ現在、活躍運がないとしても、過去の実績とか知名度とかである程度の話題や支持を集めることは可能ではあるのですが、現在の姿を見せて何かを訴えようとすればするほど、「すでに過去の人」であり、現在はとても活躍するための勢いやオーラみたいなものがないことがあからさまになって、有権者に見放されて逆効果になっていった、というのが今回の流れです。

【鳥越氏まとめ】

1990年ごろにピーク(もっとも活躍運が高くて勢いがある時期)を迎える

1996年ごろから下降

<都知事選敗退理由>

活躍するための勢いやオーラがなく、姿を見せること事態が逆効果を招き、有権者に見放されてしまった可能性が高い

と、ここまで読んで、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、これって、前回の都知事選(2014、例の舛添氏が当選)で、同じく民主党の推薦を受けて立候補された細川元首相とまったく同じパターンですよね。

今回の都知事選とは話がずれますが、「人生の旬の時期が過ぎ去っている」ということを、より深く理解していただくために、細川元首相の活躍運も見ておくことにしましょう。

【細川元首相の活躍運】

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細川氏の旬の時期は1980年ごろの熊本県知事時代です。1990年ごろには既に衰えており、よくこれで首相になれたなあ、というところですが、本人の実力で首相の地位を射止めたというよりも、それまでの実績や知名度、そして何よりも歴史に残るような家柄がプラスに作用したのでしょう。

ついでですが、前回の都知事選(2014)で細川氏とタッグを組んで応援していた小泉元首相の活躍運グラフはこんな感じです。

【小泉元首相の活躍運】

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ひと昔前、いえ、ふた昔前なら日本を動かせたこの2人も、現時点ではまったく社会を動かすことができないことは、このグラフから一目瞭然でしょう。

有権者が自らの意志を示した素晴らしい結果

話を戻しますが、細川氏や鳥越氏が、その知名度にも関わらず都知事選で大きな支持を集められなかったのは、都民が単に知名度とか過去のイメージなどで判断せず、あるいは所属政党や所属労組のいいなりにならず、自らの頭で真剣に今後の日本や東京のことを考え、自らの鑑識眼をもって候補者を吟味したということでもあり、むしろ望ましいことだと思います。

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知名度だけで勝負するのはすでに限界
なぜに気付かないのか困惑するレベル!?

ただ、問題は、民進党(民主党)が毎回、そのような「運勢的にとうに旬を過ぎている人」、あえて厳しい言葉を使えば「終わっている人」を推薦して都民に提示してくることです。

「鳥越氏(or細川さん)だって? いいねえ、それだけ大物をたてれば、さぞかし都民の支持を集められるだろう」、みたいな会話が民進党の上の方でなされたのでしょうが、脳内時計が1990年ごろで止まっているとしか思えません。きっとそういう方々に巨人の最近の4番は誰かと聞けば、『原辰徳じゃなくなったの? じゃあクロマティーかい?』と真顔で答えることでしょう。落合氏や松井氏ですらなくて? まあON(注)と言わない分だけましでしょうが。

(注:王氏と長嶋氏のこと、1970年ごろ巨人の4番をつとめた。参考までに当時は“70年〇保”とか“全○闘”とか言われる運動が盛んであったらしい。)

誤解なきように言っておきますが、私はアンチ民進でもアンチ自民でもありません。ただ、野党第一党ならそれにふさわしい役割と責任があるはずであり、民進党にはそれを十分に果たしてほしいと願っているだけです。

ちなみに私は広島ファンですが、原辰徳さんも落合氏も松井氏も嫌いなんかではまったくなく、むしろ生き方を尊敬できる方々と思っていますので悪しからず。

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活躍できる旬の時期はもちろん
内容、方向性まで決まっている!?

それはさておき、活躍運というものがあることからわかるとおり、人はそれぞれ、ちゃんと活躍できる旬の時期が決まっていますし、そしておそらくは、どのような方面とか事柄とかで活躍するのかも決まっていると思われます。例えば鳥越氏なら、1990年ごろが旬の時期で、ジャーナリズムという方面でその役割を立派に果たし終えられた方です(その評価については他の方に任せます)。そういうことを全く無視して、単に過去に有名だったから、という理由だけで候補者に立てるのはもうやめにしてもらいたいと思ってしまいます。

【まとめ】

民進党の方々には、次回の都知事選こそは、「今から活躍してその役割を果たせるか」、という観点で、ご自分の目でよく吟味してから都民に提示していただくことをお願いしたい次第です。まあ、自民党だって時々似たようなことしているので、同じですけどね。

その人を見ても旬の時期なんてよくわからない、と言われるなら、私でよければいつでもお手伝いいたしますので、何なりとお声がけください。

さて、次回はいよいよ増田氏と小池氏の活躍運を紹介いたします。

(【活躍運で見る都知事選】☆その2☆に続く)

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