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お客様を満足させられなかったから、当然それは料金を全額返金すべきという意見について

先日の誠実な占い師の声を消してはならないに関連する話を今日は書こうと思います。
占い師のみなさんに考えていただきたいことですが。
もし自分の鑑定を受けたお客様から悪い評価を受け取った時、鑑定料金を全額返金という意見についてどう思うか?
こういう話を書くということは、すでにお気づきだと思いますが、占い師からそうした意見が挙がったということです。

あくまで私からすれば、こうした意見が挙がってもおかしくはないと感じます。私の場合は、占いの師匠に占いのプロとはこういったものであるという話を何度か耳にしたことがあったからで、一流の人の考えに触れる機会があったからそう考えるのかもしれません。

だから、この連絡を受けて、言ってることは分かりますと。
でも、そう考えるのがプロとして当然じゃないか?
この問いには、現実は違いますと正直に答えました。

ユーザーの評価で☆1付いて、それをすぐ消してくれという通知を毎週目にしていて、嫌がらせなどでない限りはダメですと何度答えたことか。
自分の鑑定に絶対の自信がある人は、全額返金も良しとする。

でも、こう考える人は、自分が全力で鑑定をしたとしても、それを受けるユーザー側の受け止め方はまったく違うものであり、悪い評価が入ることは知っている。けれども、自分のサービスに納得していないのだから、お金を受け取ることはできないという考えで、それはプロとしてのプライドであったり、美学と呼ばれるものなのかもしれない。
こうした考えができるのはほんの一握りで、大多数はこの意見を受け入れないだろうと思います。
職人気質とサラリーマン型発想の違いともいえるかもしれませんね。
納得のいく作品でない限りは価値はないと考える職人に対し、サラリーマンは働いたのだからその分の報酬をよこせという考え。
どちらがいいとか悪いとかではなく、プロで活動するということは、自分の提供するサービスに対する責任が伴うということを考えるべきだろうとは思います。

ひとつだけハッキリ言える現実としては、このほんの一握りの考えを持つのは大きな成功を掴んでいる人であるということ。

もっと踏み込めば、こういう発想や考えを持たない限りは、本物の成功者にはなれないということではないだろうか。

私の場合、今は社長をやっていても、もともと占いの世界には占い師の先生について、その後に占い会社に入るという形で、サラリーマン兼占い師⇒サラリーマン⇒社長というステップを踏んだので、それぞれの考えや発想の原点が何となくわかります。そして、それぞれの考え方の問題点も一応は理解はしており、大多数のサラリーマン型発想に潜む課題があることに気付いています。それはサラリーマン型発想は、この層が一番気にするお金の面である問題を抱えているんです。というのは、サラリーマン型発想では、何事にも平均化する傾向があります。”平均化=それなり”って言葉に変えてもよいかもしれません。つまり、お金で考えると、20万あれば生活できるという基準があったとします。占いの仕事の報酬平均が30万円とかなら、満足いく数字になるわけで、サラリーマン型発想の人には不満が湧きません。けれどこの平均が20万円を下回る10万円だったとしたら・・・。サラリーマン型発想では、それ以上のパフォーマンスをだすことはできず、基準額となる数字との乖離がそのまま不満になるということです。

だから本来は発想を転換させ、サラリーマン型を脱サラした方がよいんですが。
周りがサラリーマン型だと、それが当たり前になるから、抜け出し方が分からなくなる。

実際にこんな話を書くのは、占い業界では私しかたぶんいません。占い業界で活動する企業の多くは、表向きはいいこといいますが、結局、占い師を飼い犬や奴隷、部品くらいにしか見ていません。彼らにとっては、とりあえず頭数をそろえれば数字は見える。つまりサラリーマン型をベースに数字を追っています。会社自体が考えを転換させると、サラリーマン型の離脱と一握りの成功者が動くために痛みが多少でるわけで、そうなるとなかなか会社として動けない現実があります。

でも、これはすべてお金を優先で考えた場合であって、弊社が自由に動けるのは、お金を最優先としていないためで、理念や目指すべきところが一握りの成功者と似ています。一握りの成功者に一度認められると、彼らは認めた人を決して裏切ることはないし、何かあれば助けようとします。それはここ数年の弊社の動向を御存知の方は見えているはず。単に仲がいいとか、そういったものではなく、大きな目標を目指すにはひとりでは無理であって、同じ考えを持つ仲間の助けが必要なことを知っているからです。バックリしたものでは、占い業界をよくしようという考えです。これは、弊社や一握りの成功者が考えている”良くしよう”と、その他の企業が言っている”良くしよう”とではまるで中身が違います。分かりやすい表現にすると、”人助け”と”金儲け”の違いです。

☆1を消す消さないの話で考えると、
人助けが軸になっていれば、消さないという考えが中心になり
金儲けが軸になっていれば、消すということになります。

でも、誤解しないでほしいのは、”金儲け”がイケないといっているわけではないです。あくまで考え方の違いを述べているだけですし、”人助け”を軸で動いた方が、結局は必要なお金も巡ってくるよと言っているだけです。

占い師さんによっては、占いを本業でやってる人もいれば、副業でやってる人もいる。
だから、副業の人にこれが成功法則ですからそれをしてくださいというつもりはまったくないです。
そして本業の人にも、一握りの考えを持つ人の発想を強制するつもりはないです。
でも、こうしたことはいったん考えてみるってことは大事だと思います。

これから占い師を目指す人で、占い師の弟子に入るようなことを考える人は、今回紹介したような一握りの考えを持つ占い師に教えを乞う方が、失敗する確率はかなり減ると思います。

今回連絡をくれた方が言っていた話では、営業の世界でもピンチがチャンスという考えがあり、直接不満を伝えてきたお客様に対し、そのお客様の不満を解消した時には逆に強い味方になってくれて、別のお客様を引きこんでくれるようになる。だから、今回の悪い評価はリピーター獲得の絶好の機会だと思ったという話がありました。たしかに企業のビジネス研修では、こうしたことを学ぶ機会がありますし、ビジネスの世界ではこれが成功させるためのスタンダードな考え方だと教えられたりします。基本的にお客様の不満を解消し、ロイヤルカスタマーを作るという考えで、かつてのディズニーランドがそうした考えの先端を走っていたと思います。働く人もみなディズニー愛があり、お客さまを楽しませる、感動させるを目標にしていたことで。

でも、そんなディズニーランドですら、今はそうした考えからだいぶかけ離れてしまって、今では夢の国は内側からガタガタと崩れ去っているようにも思えます。

中の人じゃないから、外から見た姿での判断になりますけど、こうなったのは明らかに運営サイドの問題で、”夢の国”の開拓時代はみんなで理想の国を作るぞ!って士気が高まっていたから、プラスの循環が生まれたけれども、運営サイドの世代が代わり、金勘定が主になってしまった。だからこれまでの循環が途切れてしまい、反対に回り始めたのだと思います。全部変わったというよりは、一部はいい方向に持っていこうという人がいるにはいます。

前にも書いたことですが
ある占い師がジャッジメントタイムが回ってきたという発言をしています。

“今までの行為が裁かれる時”

という意味合いで私は聞きました。
昨年から見て分かるように、大企業で問題が勃発したり、体制が崩れるようなことが生まれています。
これは裁かれた後の状況。

裁かれた後に何も残らないようなこともありますが、少なくとも希望が残るケースもあります。
情状酌量の余地があるという判断だったのかもしれませんが。
もし少しでも救いがあったなら、そこから今度は判断を間違わずに進めていかなければならないですね。

話を占いに戻しますが。
これから占い師を目指す人は、一握りの考えを持つ人から学ぶべきです。
今、目にしてるものが、実は真実ではないってことがあるからです。

書いている中で、話があちこちにそれ弊社としての立場・意見を述べていなかったので最後に書きます。
弊社の目指しているのは、ダメだったものは全額返金が当たり前!って方向性です。
でも、そこまで占い師さん側が吹っ切れるようになるには、相当な実力があるか、最初から覚悟があるかといった場合で、多くはそうなれたらいいねと思うけど自分じゃ無理と考えてしまうと思います。
だから、そこに対しては各自の判断を尊重するということになりますが、少しでも一握りの考えを持つ人が増えてくることを期待しています。
状況はだいぶ変化しているようにも感じるんですね。

なぜなら、先日声を挙げた方も返金という話ではなく、☆1を消したのはなぜ?ってことですが、こういう声が変化のひとつでもあると思うんですね。
また、最近では掲示板などで、ウラナッテもウラナーウに対する嫌がらせ的なものはあがらなくなってます。
これは書きこみを行うのがそもそも占い師が中心であり、そうした占い師を採用しないというのが効果を発揮していることが主な要因で、要するに洗練されてきているとも思えます。

占い師側だけでなく、お客様の質もかなり高まっていると思いますね。
☆1削除の話を補足すると、現状では☆1削除の依頼をする占い師は複数サービス掛け持ちの方のみの状況になってます。

他の方はなぜしないかといえば、そんなことをせずともリピータ―が定着してきて、自分とは合わないお客さまの鑑定を無理に受けることがないという状況が影響しています。来てほしくはない人を弾く占い師が増えてきたことで、弾けない人が割を食うってことになってるようにも思えます。この割を食うのは、データでみるとハッキリ出るんですが、不正サービスを批判したサービスに名がある人で、おそらく負の影響を受けてしまったんじゃないかなと感じます。

Source: マリーシェルと愉快な仲間たち