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コト消費の現在、今流れに乗るために必要なことと、タブーな選択の結果は

最近、感じた流れについて。

 

チャット鑑定も対面鑑定でも、恋愛相談が主になっていますが、

最近の相談内容の傾向を占い師さんと話していると、前々から

感じていた変化が現実的に起こっているんじゃないかと感じる

ことが多くなりました。

 

 

恋愛がうまくいかない相談で、理想と現実のギャップの問題ってのは

昔も今もあると思います。

そんな時にちょっとは”妥協”も必要なんてことを伝えた時の

反応が今と昔では変わってきているんじゃないかと。

 

”妥協”が必要という話をして、絶対に受け入れない人もいるのはわかりますが

昔は『たしかにそうだよね』という話の流れになったことも多かったようです。

完璧なものを求めても、結婚した時には今は見えないものが見えてきたりして

そこでガッカリすることがある。この部分は目をつむってもいいんじゃないかくらいで

結婚した場合、見えてきたものの中で、いい要素があると、ここはステキだと思えたり

する、そんな話で納得する方も多かったんでしょう。

(うまい説明になってなかったら申し訳ないですが)

 

けれど、最近では

”妥協”という言葉を受け入れられない空気を結構感じると。

 

そこで、それに代わって出てくる言葉が”寛容”。

 

意味合い的には同じ内容の結果を伝えるにしても、”妥協”を”寛容”に

代えるだけで反応がまったく違うようです。

たとえば

『寛容さを持つことで、自分自身が楽になれる』、こんなふうな展開で話の流れを作っていくと

ギャップを受け入れない一部も変化すると。

 

”妥協”ではなく、”寛容”

 

ポジティブさを感じる言葉に変えたからということなのかもしれませんね。

けれど、個人的にはそれだけではない感じがします。

 

モノがない時代には、手洗いでやってた洗濯。

その後は洗濯機の発明で簡単にできるようになりました。

 

モノがない時代は、不便さがあり、何かが足りない日常の中での生活だから、

我慢とか”妥協”とかを当然していたため、それを普通に感じ、恋愛に置き換えても、

そんな意識が働いたんだろうと。

 

そして、モノがない時代からモノ消費と呼ばれる時代には

恋愛では、3高を求める傾向が強まっていました。

 

心の面の移り変わりでいうと、ここまでは”楽”を求めていたんだろうと思います。

 

 

その後、モノがあふれる時代になると。

 

コト消費なる言葉もありますが。

 

これまで求めていた”楽”を求めるという考え方から

”楽しい””楽しさ””楽しみ”などを求めるように変わってきたんだと。

文字は似てますが、意味合いが微妙に違運ですね。

ひらがなにした方が分かりやすいですが。

”らく”⇒”たのしい”

 

これは恋愛でも、仕事でも、遊びでもあらゆる面でそうした傾向が

強まっていそうです。

 

そして、弊社が関わる”占い”でも同じことに感じます。

 

鑑定で”楽しい”と思ってもらえる鑑定って何なんだろう、それを最近は

日々考えています。もともとはそんなことを考えていませんでしたが、

ウラナーウやウラナッテのお客様の声や対面の店舗での感謝の声などに

そんな”楽しい”というキーワードが入るように変わってきたからです。

 

そして、そんな声をもらう占い師の共通点を分析すると、その人自身の”人間力”

の部分が大きく影響しているなと感じます。対面鑑定などで、そんな方の鑑定を

近くで見ていると、イキイキと楽しそうに感じます。笑い声が聞こえる時には、

どちらか一歩ということではなく、ふたりの声が聞こえます。そして、鑑定の中で

喜怒哀楽をハッキリと現しているようにも思えます。

 

間違っていることがあれば、お客様であっても、怒ってたりする姿もみます。

怒られたお客様も、最後は納得していたり、厳しい結果で涙したお客様が最後は

笑顔になって帰って頂いている、そんな姿を見かけていました。

 

みなさんが普段働く普通の仕事ではなかなか感情を表に出すことができない

現状があると思いますが、そこで本音を隠して生活する分、鑑定を通じて

その人の真の姿というか心をさらけ出すことができる、そんな鑑定をしていく

ことで、お客様にとっては、またここに来たいとか楽しかったと思ってもらえる

ようになるんじゃないかと感じています。

 

 

ここでまるっきり別の話題、テレビの話題に切り替えると。

 

『楽しくなけれはテレビじゃない』と、フジテレビがこんなイズムを発表してたけれど、

”楽しい”と真逆なことをしている番組はやはり終焉を迎えてしまってますね。

 

学生の頃、好きでよく観ていた”めちゃイケ”という番組も終わりを迎えましたが、

”楽しい”にはふさわしくない行為、問題を起こした 山本さん を戻そうとした、

この決断をした時点で、終わりが確定したんだと個人的には思います。

 

ファンは戻ってきてほしい、そんな気持ちがあるのは分かるけども、

”楽しい”という流れに反するものを呼び込むことで、その流れには

乗ることはできないんだと思います。

 

これまでは”楽しい”ではなく、”楽”など別の流れであった時代には、山本さんが

起こした問題も、たいしたものではないという判断だったんでしょう。

 

テレビは、大人の事情とかが働きやすいものだから、なかなか”楽しい”という

流れに乗るのは難しいなと個人的には思ってます。

 

そして、この流れはおそらく昨年ジャッジが働いていて、去年から今年にかけて

終わりを迎える話でもデカい話が集中していることはこの影響もあるんだろうと

思います。

 

 

 

占いに話を戻すと

”楽しい”って空気感をつくるって、ほんとに難しいと感じています。

みんながワイワイにぎやかで”楽しい”と思ってくれている、そんな姿を傍から

眺めてて、楽しいなと感じるタイプが私なので、なかなか自分自身が楽しいと

思えていなかったりします。

 

だけど、最近ウラナーウでは”楽しい”と感じるようになってきました。

参加する占い師のみなさんが、ウラナーウ以外の場所でつながりをもって

いきいきと活動している、そんな空気を感じます。

占いしてて、楽しいです!って声がチラホラ聞こえてきているので、

これって”楽しい”流れに乗れて来ているんじゃないかと思うんですね。

 

鑑定で、ポジティブなことしか言わない、そんなアゲ鑑定ばかりになっている

サービスもあるけれど、ウラナーウもウラナッテもそうではない。

きちんと占い師が思ったことを伝えているし、お客様に必要なことを伝えていかないと

占いの意味がないと思うから。それができている中で、楽しいって声が出てきたり、

どうすればもっといい鑑定になるかといった前向きにアドバイスを求める声が

増えています。そうした相談に応える手間はたしかに増えて大変だけど、

賑やかさを感じることで、私の方も楽しくなってきました。

 

ウラナーウもウラナッテも、スキルの高い占い師さんは多いです。でもチャットは

不慣れという方が多いのは事実ですが、そこは改善していけるので、占い以外の

部分がより向上すれば、より良いサービスになるんじゃないかと思うんですね。

 

中には占術がひとつしかなく、他の占い師さんのようにもっと占術を身に付けないと

といった心配をする鑑定士さんもおりますが、そう考える姿勢が大事なことだし、

そう思えることが真摯にお客様と向き合おうとしているんだなと感じます。