マリーシェルを変える時期に来たのかもしれない。
やってる事業を変えるわけでなく、今の”合同会社”の組織形態を”株式会社”への転換。
以前、出していた計画でも今年は株式会社化ということを挙げていた。
コロナが発生し、いろんな意味で転換を進めたが、そろそろ頃合いなのかもしれないと思うようになった。
僕らが合同会社を株式会社に変更する理由は、実のところ、IPOしかメリットがない。
もともとはIPOは考えてはいなかったが、将来のことを考えると、その方がいいと思う。
所属の占い師が株を持てれば、先々の不安も緩和できる。でも、今のままではそれができない。
これからマリーシェルが跳ねてしまった後では、株式会社化した際に外部の力が働いて、持株会のような所属占い師に株を持たせるのは難しくなるだろう。
今年は多くの人が夢を失うことになってしまう。
お店をやっている人が、昨年は希望を奪われ、今年は夢を失うことになる。
政府の給付対象ではない店がどれだけに及ぶのか？私には分からないが、給付対象にしなかったのはそれだけ数が多いからで、ある種死刑宣告が昨年だされているようなものだ。
震災から10年。政府が人工的に起こした倒産の津波が、人々の夢を奪うことになる。
海外から人を入れないなどの徹底した対策をやってれば、ここまでズルズルはならなかっただろう。
すべてはオリンピックありきとか、一部の利益のため、それが間違った選択をさせてしまったと私は思う。
給付対象ではないうちもその例外ではなく、死刑宣告が出された身だ。
みんな気付いていないだろうけども、バブル崩壊後には占い関連企業も崩れていく。上場企業の状況を見れば明らかで余力はない。
そもそも上場企業が、零細企業が創り出したチャット占い市場に相乗りして闘っているんだから、そのまま進めたら破綻することになるのは明らかだが、そういった見方をできる人材がいない。そのやり方での成長戦略を描けていないのは、致命的だ。
つまり、今の株式バブルがはじけた段階で、ダメになってしまうリスクが隠れているのだが、そこに気付けていないのかもしれない。
死刑台への道から外れる道はある。けれども、それは困難を極め、ひとつひとつの判断が苦痛を伴ったり、ホントにいいのか迷うものもある。けれども、何もしなければ死刑台へのエスカレーターに乗ってしまうことになる。そこに乗ってしまったら、まず引き返すことはできない。
私はタロット占い師ではないが、自分でカードを引く時には、ものの見事に的を得たカードがでる。自分では何かが分からないから、それを他の占い師に聞いたりするのだが、今回私は今年の秋口以降の占い業界のプレイヤーを引いてみた。
バブルが弾けるんじゃないかという不安が、そうさせたのだが、その結果がダメだということ。個別にどうこうは言わない。書くとそうなるのが嫌だから。今回はうち以外の5社を引き、1プレイヤーを除き、全部よくない。つまりはバブルが実際に弾けるのかどうかは別に全体がダメだということ。除外の1プレイヤーも、そんなにいい状況ではない。
私としては、すべてのプレイヤーに残ってほしい。残らない結果は衰退を招くからだ。だから、意味があるかわからないが、やるべきだという結果の出た占い師のスキルチェックサービスを先日リリースした。
過去の例から分かることは、個人の動きが活発になると、そこで大きな事故があって、業界全体にダメージが出る。そして、個人は動きようがなくなり、企業サービスに入らざるを得なくなる。事故が発生するのは、ちょうど今のような混とんとした状況で、そのうち出るんじゃないかと思っている。けれども、その時に企業サービスがなかったら、個人はかなり苦しくなるだろう。
本来は、客質を上げる努力を企業側がすべきで、そのためには短期の売上げにはマイナスな取り組みを行うケースも出てくる。でも、売上を重視する戦略だと、広告をとにかく回すことになる。結果、客質はさらに悪化する。企業側が対応できないなら、占い師側が客質をよくするしかない。それができる占い師が圧倒的に少なく、今回の占い師のスキルチェックサービスでそれができるようにサポートしていかないといけないと考えている。
Uranowやマリーシェル占い館の客質が良いと言われるのが、客質を上げる対策を取っているだけで、かつて私が関わったサービスの客質が良かったかと言われればそうではない。そこでの反省を踏まえ、対策を取った結果が今ある。
その反面、今ある死刑宣告の身は、自分の甘さが招いたタネだと考えている。ここからはひとつの判断も間違わずに、この難局を乗り越えていこうと思う。
合同会社を卒業し、株式会社にするタイミングは、なかなか検討事項が多く定まらない。
前代未聞の株式公開戦略になるからだ。
引用：チャット占いUranow（ウラナーウ）と秋葉原・吉祥寺の占い館