ギョギョギョッ! あなたもいつ遭遇するかわからない!? ニュースとして扱われた摩訶不思議・電車事件簿 【前編】
巷でウワサのオカルト電車遅延について御存知だろうか?
つい先日ではあるが、都営地下鉄大江戸線の御徒町駅で“線路内に人が立ち入ったことによる”安全点検のため電車遅延があった。
普通ではよくある出来事なはずなのに、なぜかそれがTwitterなどで話題になっている。
実は電車の遅延理由が不可解だったため、話題になりtwitterで語られているのだ。
オカルト遅延と呼ばれて話題になった事件は以下の通りである。
【2016年9月11日 07時05分】
都営地下鉄・大江戸線の新御徒町駅
線路内に子どものような人影を目撃したため、電車は非常停止した。
光が丘駅から都庁前駅間の全線で運転を見合わせ(約40分遅れ)て、駅員が線路内立ち入りの確認を取るも、そこには人の立ち入った形跡はなかったようである。
その後は、万が一に備え、蔵前駅と新御徒町駅間では09時20分まで時速10キロの徐行運転をしていたようだ。
「見間違いか~」ですまさず、安全確認を怠らない姿勢は正直すごいと思う。
運転士の見間違いか!?
ネットでは幽霊のため遅延したと話題に!!
実は都営地下鉄・大江戸線は2013年(4月)から全ての駅にホームドアが完備されている。
ホームドアの役割は、電車への駆け込み乗車を防ぐとともに、線路への落下なども未然に防止するためのものである。
だから、駅のホームにあるホームドアの高さは大人の胸ほどある。
大人の胸ほどの高さのホームドアを超えて、路線内に子どもが入ることは非常に難しい。
大人でも周りの人に気づかれずに、線路内に入り込むことは難しいのではないかと思う。
つまり、線路に人が立ち入ったとは考えにくい状況なのは事実だ。
つまり子供が線路何と血入ったと見間違いの可能性はあるが、実のところ防犯カメラの映像による検証では、ホームから路線内に立ち入る男性の姿やよじ登る姿があったそうだ。
ただし、乗客に紛れてしまい定かではないという職員の話しと、そんなに目立つ行為をしたのに目撃情報が得られないことに疑問の声も上がっている。
生きている人間か、幽霊かはさておき、朝のラッシュ時に迷惑極まりないヤツだということだけは確かである。
実はこれだけじゃなかった
オカルト電車遅延のような話は過去にもいっぱいあったってよ!!!
このような不思議な事件を調べてみると、意外と出てくる。
不可解な電車の遅延情報や怪事件たち・・・せっかくなので、年代順にまとめてみたそれが下になる。
この話、信じるか信じないかは、あなた次第……なぁんて言うほど、都市伝説でもありません。
本当に意味不明なものも、多数あり〼。
もしかして幽霊!? 報道もされている摩訶不思議・電車事件簿
【電車で起こった怪事件まとめ 前編】(年代順)①‐⑤
① 人身事故の目撃 多数アリ! なのに遺体はナシ!!
【1996年10月16日17時26分】
JR山手線・御徒町駅
それは人身事故のため電車の緊急停止されるも、肝心な遺体は見当たらず、18分~30分後には通常運転が再開される。
(人身事故の場合、事件後の処理などもあるため通常運転まで少なくとも2時間はかかるとされている)
JR御徒町の山手線3番ホームの中央付近から飛び込んだとされており、周りの目撃情報も多数あるのだが、飛び込んだとされるその後の消息は不明。そのため幽霊説が流れた。
【幽霊スペック】性別・服装など
女性。グレーか青っぽい服を着ていた。ヘアスタイルはボブ(当時はオカッパ頭と言われていた)で首が長かったそう。年齢は24~25歳ほどに見えた。
こちらは、溝の部分で電車をやり過ごしたのではないかと言われている。が、それならば、ホームに上がる際に目立つはずだ。これだけ飛び降りた目撃談があるにも関わらず、「ホームから上がるのを見た」という目撃談は聞こえてこないのはなぜだろう。そう考えると、この件、やはり幽霊か!?
② マネるな危険! スパイ映画のように途中下車した猛者
【2002年7月2日10時45分】
新快速電車・JR住吉駅
列車が時速100キロほどで通過する駅のホームに男が飛び降りた事件。
通常なら命の危険さえあるできごとだが、男は何事もなかったかのように改札口から出て行ったとのことである。
下車した際に鉄製のフェンスにぶつかったため、大きな音とともにホームの端にあるフェンスが激しく歪むことになったとの目撃情報多数。
フェンスの歪みも確認されているので、幽霊とは考えにくい。ハリウッド映画の主人公並のアクションをやってのけられた理由は不明。
ちなみに、男のせいで遅延したか(※)も不明だ。
※北國新聞では「(運転士は)飛び降りる 瞬間は目撃していなかった」とされるため、気付かれず、遅延もナシという可能性も
【赤い服の男スペック】性別・服装など
男性。赤色の洋服を着ていた。
車両は窓が開かないので、男は停車駅にて連結部分にしがみついていたのではないかとされるが、スピードを考えると無事でいられたのが不思議である。
飛び降りて無事なのだから、強靭な身体の持ち主かもしれないが……。
また、目撃数が多いのにも関わらず、身長や髪型などについては特に情報はないというのも、また不可解な話だ。
人間であった可能性が高い事件だが、果たして本当にそうなのだろうか……。
③ リュックサックを背負ったアクティブな老婆が消えた!!
【2003年8月12日】13時43分
東北線・青森発八戸行き回送列車
東北線清水川から狩場沢間を走行していた青森発八戸行き・六両編成の回送列車の運転士が、前方の路線内に老女を確認し、急ブレーキをかけて停止した。
接触の可能性もあるとみて、警察に連絡した上、救急車も手配したが、列車には衝突の痕跡もなく、老女もいなかった。
現場はカーブ状で、もしかすると老女は衝突寸前で身をかわしたのかもしれないそうだが、周辺を探しても老女の姿は発見できなかった。
特急を含め七本が最大約50分の遅延が出た。
【幽霊スペック】性別・服装など
老女。リュックサックを背負っている。
接触した違和感が勘違い程度のものならば、運転士は先に自分で確認を取るだろう。
だが、運転士は接触したと感じ警察などに連絡をしているのだから、よほどの衝撃があったのではないかと思われる。
つまり、はっきり姿を見た上、衝撃もあったはずなのに姿は見当たらなかった……ということ。
まあ、きっと幽霊かタヌキに化かされたかのどちらかでしょう。
④ 小学生のイタズラ!? 危ないからやめてくれ!!!
【2007年8月19日】
地下鉄名城線(名古屋市北区)・志賀本通駅
小学生くらいの男児(人数は不明)がホームから線路に降りるところを車掌が目撃したため、停止する。
周辺を確認するも、男児は発見されなかった。
※どの程度遅延したかは不明
【男児スペック】性別・服装など
男児。小学生くらい。服装及び人数などは不明
後日の新聞(読売新聞中部版・2007年8月20日)によれば、駅員がホームを確認したところ、小学生と見られる男児3人がおり、声をかけるも、「知らない」との返答だったそうである。
やらかした小学生が追求を免れるためにシラを切りとおしたのだろう。
つまり、これは心霊ではなく、多分生きている人が起こしたと考えていいと思う。
しかしながら、一日目は「幽霊かも!」と話題になったようなので一応上げておく。
子ども×姿が消えたと言えば、なんとなく心霊現象に結び付けやすくてワクワクするのに残念だ。
⑤ リュックBBA再来か!?
【2007年12月13日】19時25分
東北線・東青森~青森駅間の青森市奥野付近
JR東北線を走っていた名古屋発札幌行き貨物列車の運転士が、線路上にしゃがみこむ老女を見つけ、緊急停止した。
警察などに「線路におばあさんがしゃがんでおり、人身事故を起こした」と連絡を入れたのだが、警察や駅員の捜索(約30人)では老女は見つからなかった。
また、列車にも接触した痕跡はなく約1時間半後に運転を再開したが、東北線は特急列車など上下線5本に最大72分ほどの遅れが出て、約820人に影響があったようだ。
【幽霊スペック】性別・服装など
老女。ほかは不明。リュックは背負っていなかった模様。
この後も老女は見当たらず、未解決となった。30人で付近を捜索したのに、それらしき人物がいなかったということだ。
と、いうことは、俊足なおばあちゃんが猛ダッシュでぶっちぎったか、はじめからいなかったと見るのが普通だろう。
運転士は見間違いを否定し、「確かにいた。確かに見た」と発言している。「これほど大事になったら、もう後には引けない」ってことでの発言ということも考えられるが、本当に見えていたとしたら……それは、リュックを背負ったおばあちゃんだったのかもしれない。
結構多い電車のオカルト・トラブル。
続きは“もしかして幽霊!? 報道もされている摩訶不思議・電車事件簿
【電車で起こった怪事件まとめ 後編】(年代順)①‐⑩”で!!
文/岸リア子