連載コラム

「幽~体~離脱~!」って本当にできるの?

最近ではテレビであまり見なくなりましたが、”幽体離脱”というネタをもっている双子の芸人さんがいました。その芸は一般の人に宴会芸として大いに盛り上がりましたが、実際に”幽体離脱”ってできるのでしょうか?

そんな疑問から我々取材班はまずはネットで調べてみた。(実際は一人なのですが、これを言ってみたかっただけ)

すると、ネット上では幽体離脱はできる、幽体離脱のやり方、幽体離脱のやり方セミナーなどたくさんの幽体離脱に関してのサイトを見つけることができました。

かなりの数があって、基本的にみんな同じことが書いてありますが、細部が違っていました。

中には大学教授やお医者さんなども書かれている物もありました。

たくさん見たサイトでの意見をまとめると、幽体離脱に関して、“できる”、“できない”で分けられるかもしれません。

幽体離脱をしていると思っていて実際にはしていない“できない”派の説明は、リアルにしか思えない夢を見ているというものです。

現実と思うほどリアルな夢で本人は目を開いてみていると思っているが、実は目を閉じていて夢を見ているというもの。金縛りも同じ原理だそうです。では、どんな時にそのような状態になるのでしょうか。それは脳が、覚醒しているか、夢のままで体を動かす信号が脳から発信されていない状態で、自分の体を見下ろしている夢を見るのだそうです。

金縛りの場合は、体が動かないけど目は開いていると思っている、でも実際は開いていない。

金縛りはオカルトではなく、実は”睡眠障害”の一種だそうです。

そして心と身体のバランスからくる睡眠障害なので、人生に1回位は起きると言われています。しょっちゅう起きると答える人の割合は10%だそうです。10人に1人はしょっちゅう金縛りになっているわけです。

金縛りになって幽霊が、というのは当然、夢なので怖い怖いと思うことで、自分が一番怖いシチュエーションを見てしまうそうで、その時に楽しいことを考えていると楽しくなれるそうです。こうして考えると、幽体離脱と金縛りが別物なのではないかとも思えてきました。

昔、有名になった海外の小説で「実際に見ている夢が夢だと判断する基準はひどく曖昧なのではないだろうか、必ずしも自分が現実だと思っているものが、実は蝶が見ている夢ではないといいきれるのだろうか」と書かれていましたが、人間が現実なのか夢なのかの判断は脳がするもので、脳が夢を現実と思いこんでしまうと本人では判断が付きません。幻覚なども同様だと思います。

夢の中で怪我した場所が、夢が覚めたら同じ場所を怪我していたということを耳にしたこともあります。それらは精神が肉体にフィードバックした現象だと言われています。

また臨死体験なども脳の活動が停止する際に見える幻覚でないかと言われています。実際には心停止後も脳は活動を続けていて、その時点で幻覚を見ているのではないかと思われています。再び心臓が動き出し、蘇生した時に見た幻覚が臨死体験となるのです。

反対にできるというサイトのほとんどが、幽体離脱は訓練をすることで自由にできると言っています。幽体離脱をできるようになるには、やり方がいくつかあるそうで、瞑想する、幽体離脱をしやすくする音楽を聞く、セミナーに行くなどの方法が載っていました。

幽体離脱の定義は魂と精神が肉体から離脱することを言うそうです。臨死体験でも同じ状態が報告されていますので、幽体離脱は非常に危険だと思いますね。

もし、本当に幽体離脱ができるとしたら・・・。

たとえば、事故に遭って頭を打って倒れた時に、そのまま目覚めることはなく、死亡ということもあるのではないでしょうか。大事故じゃないのに、その時の衝撃で魂と精神が肉体から離れてしまって。

こう想像すると怖いので、幽体離脱をしたいと思う方は十分に気をつけてください。

個人的にはオカルトの読み物で終わるのがいいと思います。幽体離脱をすると空を飛べるようになる、死んだ人に会える、などのメリットが書いてあったのですが、おそらく空を飛んでも自分以外いない世界のようなところを飛んだり、死んだ人と会えると言っても自分が知っている姿の人と会えるのでないかと思うのです。

空を飛んでいて下を見たら車が走ってる?マンションの窓を覗くとそこに人が生活してる?もし、そうした状況がないのであれば、やはりリアルな夢なのではないかと思うのです。

リアルな夢でも気分がスッキリしたり、楽しい気分になれるのであればいいことだと思います。

あまり考えたくはないですが、もし本当に幽体離脱ができる場合、犯罪に手を出さないかと心配になります。覗きやストーキング、試験の回答を盗み見る、などなど犯罪につながることはたくさんあります。幽体離脱ができるようになっても犯罪には手を出さないでくださいね。

幽体離脱に関して調べれば調べるほど、リアルな夢で精神を開放しているのではないかと思えてきました。幽体離脱に近い概念として、生霊などもありますが、これは恨み、ツラミなどの深い情念が募り、他人へ影響を与える思念体です。幽霊とも幽体離脱とも違いますので、混同しないように気をつけてください。

幽体離脱ができるようになると死んだ人とも会えるというメリットが有りましたが、霊を呼び寄せ話ができる「イタコ」という人もいます。死んだ人と話をするには人知れずのルールがおそらくあると思います。そのルールを破ることでどんなペナルティがあるのかわかりません。死んだ人とはふつうしゃべれないのですから。イタコはそのようなルールを守っているのだと思います。

筆者の結論として

生きている人間がどう生きるかで、死んだ人の意志や記憶がずっと語り継がれるんだと思います。日々の生活でひどく落ち込んだり、疲れたりすることがあるかもしれません。

幽体離脱をすることで心が救われるなら、問題ないと思いますが、オカルトとしてのめり込んだり、危ないことをしたりする、のはやめておきましょう。

悩みを解決する秘訣は誰かに話すことです。人に話すことで感情の同期化が行われ、悩みの質が軽くなります。また、別視点からの提案を考えることで、無意識に決定していた選択に理由が付きやすくなり、自信がつきます。自信がつくと狭い範囲で悩んでいた今までの悩みより、高い場所から俯瞰で悩みが見えるようになると「なんだ、こんなちっぽけな、悩みなんだ」と自分で簡単に乗りこえられることができます。

ただし、最初に誰かに話して、アドバイスをもらわないと、そこまで思考が広がりません。

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