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弊社マリーシェルの占い師採用方針といたしまして

弊社の占い師採用方針といたしまして

 

 

マリーシェル占い館では、5月からの占い師出演に際し、これまでの方針を一部修正いたしましたことを発表いたします。

 

弊社では、特定サービスに在籍する方の出演を見送らせていただくことといたしました。

すでに占い館出演の占い師には通知済みであり、新規に出演の占い師の方に置かれましては、ご応募時にお伝えしております。

 

昨年、特定サービスに在籍する占い師が弊社紹介サービスへの応募連絡をいただいた後に

特定サービス側から占い師に対し弊社紹介サービスでの活動を禁止する旨の連絡があったとの報告を受けました。

弊社では各種サービスにおいてサービス併用を認めておりましたが、同様の話が複数挙がっておりました。

 

その際に複数サービス併用は、占い業界特有のものであり、一般的な考えとは異なるのではないかという

議論を社内で行いました。

 

たとえば、パナソニックの社員が会社に在籍のまま、富士通の社員として働くことはありません。

プロ野球においては、巨人の選手が巨人在籍して活動を行いながら、阪神のユニフォームを着ることはありません。

また、ジャニーズ事務所所属のタレントが、吉本のタレントとしてTVに出演することもありません。

 

占い師は個人事業主であり、雇用契約のある社員とは異なりますが、プロ野球でも同様に個人事業主でありますし、

タレントも個人事業主として各事務所との契約を結ぶケースが多いと思います。

タレントは事務所に所属しないという選択もあり、個人で営業するケースもありますから、占い師の環境とは似ていると考えます。

そんな他の環境では、2つに籍を置く時点で二重契約といった問題に発展することもあります。

 

もちろん、上記に挙げた例以外で、占いと同じような事例がないかと考えれば、それも存在します。

それは”アルバイト”です。ローソンとセブンイレブンでバイトをするといった展開が考えられます。

しかし、これはあくまでアルバイトであるがために認められるもので、正規社員としてはローソンで

働きながらセブンイレブンで働くことはできないでしょう。

野球で考えても、草野球で各チームの助っ人のような形でいくつかのチームに入っても、

プロではそれが認められるわけがないのです。

 

 

お客様が各占いサービスのどれを選ぶのかは自由ですし、そこに縛りなどが存在することはありません。

しかし、占い師側もお客様と同じような感覚で契約を捉えることは無理があり、それが一般的だという

認識をなさる方はおられないのではないでしょうか。実際にそうしたケースの問題はこれまでにも複数報告されており

占い業界に長期に渡り活動されている方なら御存知のはずです。

 

弊社では各種サービスにおいて、上記のような問題が発生したことを機に、契約状況を事前に確認し、契約の縛りが行われているサービスに在籍する占い師から応募が新規に入った際には、お断りしております。

そこで受け付けてしまっては、紹介サービス側にも迷惑をかけますし、応募いただいた占い師、特定サービス側の

いずれにも弊害やしこりが残る形になります。

 

そういった事情を踏まえ、契約書上で他社展開を認めない企業のみならず、契約書には記載がないものの実情では上記のように

他社サービス展開を認めない企業においても、弊社では応募を受け付けないという方針に考え方を変更し、トラブルの種を積むという

判断をいたしました。

 

それにともない、弊社が運営する占い館においては、新店をOPENさせる5月を機に、特定サービスでの活動もしくは

在籍が確認できる占い師に関しては、その事実確認を行なったうえで契約を見送るという判断を行いました。

 

 

 

この発表をする際には、反発がでることも覚悟しました。

そして、ふとある話題が頭によぎりました。

NHKでかつて子どもが評論家に投げかけた

『どうして人を殺してはいけないのか?』

という問いです。

評論家は絶句して明確な答えを出すことができなかったそうです。

“自由”に関する話題から、そんな話につながったようです。

 

こういったように、子どもが大人を困らせる質問をすることがありますが、内容もレベルも違うにせよ、今回の発表で、こちらを困らせる事を言う人もでてくるだろうと考えていました。

 

そもそも弊社では今回方針の一部を変更しましたが、占い師のみなさんに自由で働きやすい環境を作りたいという骨子の部分は変更しておりません。そして、自由とともにサービスに関わるものが共存できる関係を考えなくてはいけないし、どこかに歪みが生じないようにしなければならないと考えています。

 

自由といっても、先に挙げたように、人を傷つけるとか困らせるようなことを認めるというのは違います。

共存するうえで、ほかに迷惑がかからないという前提が必要だと考えています。

 

 

今回のことで、人を切るイメージが付くという声も挙がりましたが、正当な理由なしに切ったことはありませんし、直近で解除したケースに関しても、弊社がそれをしなければ本人の占い師生命だけでなく人生を狂わせることにも繋がりかねないものであり、他の占い師の仕事も奪われかねない問題のため、本人了承のうえ、対処したものです。

 

弊社は占い師管理という仕事を担っているため、占い師の自由は守らなければならないと認識しています。そして、その自由を脅かすことがあれば、それに対処しなければなりません。また、自由を誤解する占い師がお客様の自由を侵害するようなことがあれば、それを防ぐ行動を起こさなければならないと考えています。

 

こういった考えのもと、占い館もそうですし、各クライアント系サービスにも取り組んでいます。そんな中でも、各クライアントサービスに関しては、弊社側の方針のみならず、各クライアント側の方針や考えにも合わせていかないとなりません。

しかし、占い館に関しては弊社が直接運営するサービスであり、弊社とそこで働く占い師がまず快適な仕事環境となるように方針やルールを考えていき、そして両者で、サービスを利用するお客様のために快適な環境を作るために必要なことを考えていくことが大事だと考えています。

 

占い師のみなさんが働きやすいとか居心地がよいと感じる場や雰囲気を構築していくことで、お客さまの中にも同じように感じてくれる人が増えてくるのではないかと、私は思います。

 

松戸の占い館では、お客様の声をメモでいただいておりますが、その中の声を拝見すると、居心地のよい空間でしたという声が少なくありません。占い師の方からもそうしたお声をいただき、占い師にもお客様にも一部ではありますが、そう感じていただけていたようです。

これは弊社だけでなく、占い師のみなさまが協力してくれたおかげで、時間をかけてその雰囲気が醸成できたのではないか、と考えています。もちろんお客様からもいろんな声を挙げてくれたことで、至らない点に気付く事ができ、全員とまではいきませんでしたが、一部のお客様から居心地のよいといった温かいお言葉をいただけるまでに成長できたのだと考えています。今後の店舗では、そうした声を増やせるようにしていきたいと思います。

 

占い館では、お越しくださったお客様に対し、その日出演する占い師が総出で対応することになります。挨拶して、案内し、どの占い師に鑑定をしてもらうかを選んでいただくことになりますが、そこで対応した占い師に頼まずに別の占い師に流れることもあります。しかし、そこでは鑑定に繋がらなくても、お客様がお店のリピーターになることで最初に対応した占い師の方に依頼が入るというケースも少なくありません。他の占い師の方に誘導することになった場合は、お客さまを回してもらった占い師側も声掛けした占い師の方を気遣いますし、自分が声掛けする際に今度は自分が回そうということを考えたりします。そういったみんなでフォローする助け合いの精神が働くことで、チームとしての連携が強まりますし、お客様をみんなでフォローする体制が構築できます。

 

しかし、ネットやスマホの各サービスではそういう環境はまだできていません。いずれのサービスも競争原理を働かせるような設計で、チームではなく、個人という形式になっています。あくまでも運営が用意した箱の中で、ランキング、レビューといったものを意識して活動するという状況です。それらを意識させることで”売上”につなげるという面では運営側の思惑どおりプラスにも働きますが、逆にマイナスに働く面もあるということを考えておかなければなりません。

 

それは自分だけが良ければそれでいいといった考え方をする占い師が集まり、増えるということ。

自分の評価を高めるため、他の鑑定師の評価を下げる行為を行う占い師が現れるということ。

お客様に対して害をなす行為が増えるということ。

 

このようなマイナスの面に対し、きちんとした対策を取るようなサービスはあまり少ないのではないかと思います。問題があったら、アカウント停止する、これは解決策のように見えて、何の解決にも至りません。弊社は占い師管理の仕事を担ううえで、こうしたマイナス面が発生することのないように、参加する占い師がチームで動くことができる、仲間としてフォローしあえるような新たな形を生み出していかなければならないと考えています。弊社でも、この点はまだまだ完璧ではありませんし、占い師さんがこれまでに思っていたことを耳にして、もっと早めに気付けてあげられればと思うところはたくさんあります。そうした面はできるだけ早めに修整を行い、より良い環境や状況を提供できるようにしていきたいと考えています。

 

 

最後に。

ブログ用の画像を用意していて、天秤の画像を使いましたがそこで感じたことをつづります。

 

少なくとも弊社の店舗で活動する占い師の方々、そして私も含めたスタッフは、

天秤の片方のお皿にお金や名誉などの”欲”を載せて、占いという仕事と向き合うのではなく

自分のスキルや能力、想いや願いといったものをお皿に載せ、占いという仕事と向き合ってほしいと

考えています。

 

 

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