連載コラム

”いじめ”とどう向き合うか?白書では「若い世代の自殺は深刻な状況」

自殺対策白書2018年度版から見えた“いじめ”問題

政府が19日の閣議で、2018年版の自殺対策白書を決定しましたが、その白書の中では、「若い世代の自殺は深刻な状況」と指摘されています。

どれくらいの数かというと人口10万人あたりの自殺死亡率は、17年度の段階では全体で16.8、20才未満では2.6、20代30代は16.9くらいです。全体では8年連続で減少し、死亡率も低下しているものの、先進国の中では依然として高いようです。20才未満では、0.2ポイント上がったようで、「学校問題」「健康問題」「家族問題」の順のようです。

あくまで表に出ている数がこんな数字ということで、実際にはもっと多いんじゃないでしょうか。

健康問題は、どうにもならないところはあると思うんですね。医療技術の進歩がない限り、どうにもならない病気を治せないわけですから。でも、「学校問題」「家族問題」は知恵を絞れば何か出てくるように思えます。

特に
“学校問題=いじめ”
これは大人になってもありますよ。
「会社の人間関係」ですね。

学校、会社(社会)と続くいじめ

学校や会社などのコミュニティで起こった問題に関しては、そのコミュニティの中にいるものがなかなか相談しにくいところがあると思います。友達に相談したくても、いじめが発生すると、そもそも相談できる友達がいない。学校の先生は取り合わないし、そこに相談しても被害が大きくなることがある。両親などに本来相談できればいいんですが、両親のことを思うと、それもできないってパターンがよくあります。

大人になって、会社の問題も同じです。どちらかというと、いじめの規模がでかくなくようなケースもあり、大きな組織ほど陰湿で残酷になる傾向があると思います。
会社の組織内のみの場合もあれば、弊社が受けたように、上場企業とそれに群がるコバンザメ企業がこぞってというように、規模がでかくなるケースもあります。

声を挙げる勇気や立ち上がる意欲があれば、いじめが起こっても乗り越えることができると思いますけど、全員が全員できるわけがないですよね。みんな、そんなに強くない。

弊社が受けた会社(組織)のいじめ と いじめのメカニズム

いじめも最初の1か月くらいは、どうにか耐えられても、2か月、3か月と続くうちにいつまで続くんだと思うし、6か月くらい経つともうどうにもならないのでは?なんて気持ちが生まれるんですよね。

弊社に起こった、企業集団からのいじめも3か月目くらいからがピークに感じましたね。
わざわざ、いじめの集団が弊社と取引のあるクライアントのところに足を運び、「あんな会社と付き合っていて大丈夫ですか?」なんて話をしに行ったんですね。しかも、足を運んだのは3社ですが、そのうちの2社はまったく関係ない会社です。要するに“利権”で動いているんですね。その時は、クライアントがまともな判断を下したおかげで、事なきを得ましたが、おそらく気づかないところでいろいろやられていると思いますね。

これって学校のいじめでもありますよね。
イジメる側が自分と仲のよい友達を寝返るような画策を行う。要は社会人になっても、子供の頃同じようなイジメをしてきた人間は、繰り返しイジメを行うんですね。

だれも、そのいじめを止めるものもいないし、イジメはやりたい放題ってのが実情なんじゃないかと思いますね。

「HeForShe」の演説で、エマ・ワトソンが語ったように

「悪が勝利するのは簡単で
善良な男女が何もしないだけでいい」

まさに“悪の独壇場”になっていくような環境なんです。

弊社のケースでは、身近で見ていた占い師の一部が
弊社が占い師を守るために正しい行動をし、その結果、悪者にされ攻撃されるようになった、そのまま見過ごすことができないと、立ち上がりました。

たとえば
弊社にいじめをしかけた張本人が、弊社を悪者に仕立てようと占い師を集めたカンファレンスを行いました。その席上で、まさに弊社を悪者にすべくでっち上げを行いましたが、出席した占い師から反発の声を受け、恥をかく結果に。部下がサービスをよりよくしようとして開催し、継続して行う旨を発言したそうですが、現に今年行われたという報告は一切挙がっていません。つまり、弊社を悪者に仕立てようと舞台を用意したということです。

いじめの首謀者は、クライアントの取り込み、占い師の取り込みと相次いで失敗したことで、次に何に動いたか?

みなさん、考えつきますか?

ほんとに単純なことで、
“邪魔者は消せ”
ということですね。

興味がある方は別記事で記載しておりますので、ご参照ください。

呪詛を受けた代表が語る数日間の真実

呪詛と呪詛返し

いじめを行う側は、ここで書いたもので分かるようにすごく粘着するんですね。一度で済むとかではなく、長期にわたり手を変え品を変え、やってくるんですよ。相手がなくなるまでは。

最初は相手を困らせてやろう、くらいにしか思ってなかったんでしょうが、事あるごとに失敗していくうちに、苛立ちが募り、今回のケースのように嫉妬心が高まることで、暴発するような行動を取るんです。

先に記載したようにこのいじめを行ったのは上場企業のグループに属す人間です。要は親会社もこのことを知っているんですね。誰も咎めないし、止めないから、どんどんエスカレートしていく、これがいじめのメカニズムなんでしょうね。

いじめを受けた人の心を救う マリーシェルの活動

こうしたことがあったのもあるから、弊社マリーシェルはいじめをなくす運動には協力していきたいと考えているし、いじめられる側をどうしたら救えるか、そこを常々考えています。

占いならではの方法としては、いじめられる側の声を聞いてあげること。政府の取り組みでも出てきますが、誰かが話を聞くのって大事だし、それで問題解決まではいかなくても、心が救われたって思ってもらえることがあるんです。だから、スマホの占いサービスでは現在大手2社とサービスを取り組んでいますが、そうしたネットを通じた話せる場や、対面で相談できる場を用意していこうと活動しています。

だけど、占いって特殊な職業柄、なかなかすんなりとお店を出すことはできないんですね。
やはり自殺の防止を考えるなら、“駅ビルやエキナカ”で店舗を進めていきたい、そんな気持が強いです。現にアトレ松戸で店舗を展開していた際には、自殺志願者を救う機会が2度ほどありましたから。ただただ金儲けの占いであるなら、ネットだけで展開すればいいんでしょうが、それでは最後の防波堤にはなり得ないんじゃないかと思うんです。駅ビルやエキナカが良いというのは、まず電車の飛び込みを防げるという理由もありますが、それ以外では目につきやすいという点です。

悩みを抱えて帰宅する途中、駅にあればフラッと立ち寄る可能性があります。けれど、ネットではそれは無理ですね。いじめで悩んでいる人には、占い館って何か惹きつけるものがあるんです。実際にお店を訪れた志願者の2名は、最後にここで話をしてみよう、何か気になったといった声を挙げていました。

ネットのように幅広くリーチはできませんが、それでも主要な駅に複数展開させていけば、それなりに効果はでると考えています。

ただ、弊社はそこまで資金力が安定しているわけではありません。ひとつずつ、ひとつずつそんな場所を作っていくことしかできません。

エマ・ワトソンの言葉のように、
“善良な男女がなにもしない”状態ってのは、変えていかなければならないと思うし、弊社ができることは、できるだけ駅ビル・エキナカで店舗を展開していくことだと考えています。

駅ビル・エキナカで展開していくまでには、かなりの時間がかかるかもしれません。
だけれど、ここで諦めてしまうことは、“善良な男女がなにもしない”ということであり、それは“悪を勝利に導く”ことにつながります。

陰湿ないじめを受けた弊社だからこそ、いじめられる側の人間の心の痛みをわかってあげられるし、それを弊社が止めてしまったら、何も変えられない。“占い”で“救う”“救える”ってことを見せていく、そこに向き合っていくことが、占い師をまとめる企業のひとつの役割なのではないかと考えています。

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