夏に増える怪奇現象。
ちょっと「ひんやり気分味わいたいな」っていう気分が引き起こすのか、はたまた、霊のサービス精神か不明ですが、怪奇現象って夏になると多くなるのは確か。その中でも、6月くらいから増えるのが“真夜中のピンポンダッシュ”です。
突然、深夜にピンポーンとインターホンが鳴り、「はい」と出ても無反応。モニターを覗いても誰もいない。
怖いですね。まさにホラー。「心霊現象!?」って思う人も少なくないんじゃないでしょうか。
まぁ、たとえ人がいても……。知らない人や、知り合いであってもアポナシで突撃するような人なら、ちょっと怖いですがね。
でも、実はこの“深夜にインターホンが鳴ったのに確認したら誰もいない”ってケースわりとポピュラーな現象。意外と体験している人がいるんですよ。
つまり、いつ自分が体験してもおかしくないんです!
というわけで、“真夜中のピンポンダッシュ”が起きた場合の対処方法をお教えします。
≪ぎょっとする現象・謎解き編≫
この怪奇現象が起こると、インターホンが壊れたと思い、業者に頼んで確認してもらうという人がほとんど。
けど「インターホンは壊れていなかった」というケースや「インターホンには問題なく原因不明」と診断されるケースも少なくないんです。
それで、背筋がぞくっとしたなんて経験もあるかもしれませんが、すぐに心霊現象に結び付けなくても大丈夫。
誤作動って可能性なくなったわけではありませんから御安心を。
【あるある誤作動】
実は誤作動の場合、機械自体壊れていることは少ないんだとか。
だから、修理を依頼しても特に変化がないことも多いそうです。
どんな誤作動か、またそうなった場合の対処法を以下にまとめてみました。
<こんな場合は誤作動の可能性アリ>
- ・雨などで湿度が高い日<
- ・大きな道路が近くにある
- ・気温が高い
- ・外部インターホンの掃除をしていない
- ・最近インターホンを人に鳴らされた
人が関わっていない場合の
<<理由と対処法>>
・トラック等大型車の音や無線に反応している
【対処法】→ 車に限らず、近隣の家電とリンクして反応する場合もあるため、干渉波に影響を受けにくいタイプのインターホンにチェンジ。
・大声や犬の鳴き声などに反応している
【対処法】→ 外部インターホンの配線不良の場合が多いため、業者に確認をしてもらい、場合によっては交換をしてもらう。
・外部インターホンに小さなクモやダンゴムシ、ムカデなど虫が入り、配線に触ってしまい反応している
【対処法】→ 外部のインターホンを一度空け、虫を逃がしてしまい、周囲に殺虫剤を撒いておく。外部インターホンの中へ入らないよう周囲にテープを貼っておく。外部インターホンのマイク部分にテープを貼るというのもOK。
・湿気や気温の変化によって反応している
【対処法】→ 原因が湿気による絶縁不良である可能性があるので、外部のインターホンを確認(場合によっては交換)してもらう。
・外部インターホンの配線が断線して、接触不良で反応している
【対処法】→ 外部のインターホンを確認(場合によっては交換)してもらう。
人が関わっている場合の
<<理由と対処法>>
・前回の来客時、インターホンを押した際にボタンが陥没したまま(押されたままの状態、中途半端に戻っている状態)になっていた
【対処法】→ 外部インターホンのボタンを元に戻す(自力でも可能)※再発の可能性も高いので、気になるようなら業者等に相談する。
・空き巣やストーカー等が住民の反応をみるために行っている場合
【対処法】→ 近隣でも同じような現象がないか、空き巣被害等がないかをチェック。
やはり、人が関わっている場合の方がよっぽど怖いですね。自分の身に起きたら、きっと誤作動であってほしいと思うでしょう。
≪ぎょっとする現象・ガチだった編≫
上記のどれにも当たらない場合、心霊現象ってこともなきにしもあらず。
そんな場合、どうしていいかまったくわかりません。
というわけで、占い師に対処法を教えていただきました。
<そもそも霊がピンポンしてくるのはなんのためでしょう?>
「そこにお住まいの方に会いに来られている方(霊)が多いですね。
基本的には、知っている方、ご縁の深い方が御挨拶に来てくださっているという風にとらえるのがよろしいかと思います」
【まとめ】
・住民に縁のある方(霊)がほとんど
・会いにきている、挨拶のようなもの
<危険はないでしょうか?>
「危険はありませんね。イタズラでついてきてしまう場合も少ないですし、霊は害を及ぼすわけではないんですよ。
恐ろしいというイメージが定着していますが、恐れる必要のあるものでもありません。
私たちと同じように自然に存在しているだけなんです。変に恐れてしまうとかわいそうですよ。
ただ『ああ、来てくれたんだな』って思ってあげてください」
【まとめ】
・霊は怖がる必要ない
・イメージだけでかわいそうなことをしてはいけない
・「どうもいっららっしゃい」くらいの気持ちでいることが大事
<気をつけなければいけないことはありますか?>
「そうですね。ドアを開けてはいけません。開けると入ってきて、出られなくなってしまう可能性もありますから。
外は外、内は内とわけておいてください。もし入ってき手しまった場合は御自身でなんとかするのではなく、専門家に相談されるといいと思いますよ」
【まとめ】
・ドアは絶対開けないようにする
・引き入れた場合は、専門家に相談を
霊を部屋に入れるというのは、きっと小鳥が屋内に入ってきたのと近い状況なんでしょう。
小鳥が屋内に入ってきたら、出たくても出られなくてバサバサバサ~って大変なことになりますからね。
それは確かに専門家が必要だろうな、と感じました。
とにかく下手に怯えず、霊に対しても優しく接した方がいい。
けども、線引きはちゃんとした方がいいということのようでした。
真夜中のピンポンに対する対処方法、よろしければお試しください~。
文/岸リア子