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なぜ正しい選択ができないのか?占いを扱う者の過ち

今回はタイトルをかなり迷いました。

毎年業界の時期に話を記事にして、思ったことをストレートに書いておりましたが、さすがに今回調査した情報をみると、書きすぎるのはまずいなと思い、内容も微調整してお届けします。

 

弊社は今年から攻めに転換いたしましたので、すべての計画を練り直し、財務分析も幾度となく行っております。

営業利益率で35% これが当面の弊社の目標です。これをできるだけ短い期間で達成することが課題で、そのためには必要なものをそろえていかなければなりません。

 

事業計画をもとに金融機関との交渉などもしていくわけですが、その際には同じ業界の企業の数字と比較されます。

実際のその事業や業界でうまくいくのか、そんなところを財務データから読み解くわけです。

 

だから、こちらもそれを知っておかなければならない。そのため、データを頭にインプットしていくわけですが、会社名で検索してトップに来たのが、ある会社の決算ニュースです。

 

私が書くのをためらったのは、その内容のためです。

営業利益で約3億4千万の赤字

営業利益率で -8.1%

売上が右肩下がりで、ここ数年は9%、5%という下降傾向

 

売上下降の段階から新しいことを初めてますが、そこでおそらく4,5億をふっとばしていたのだと思います。

広告費、製作費減で、赤字幅を縮小と記載ありましたから。

 

もう一社の方は、赤字ではありません。

でも、営業利益率2% これは期の途中データで、前年が3%、その前が-1% という状況

 

これで何がわかるかというと、数字だけだとこの業界は儲からないということを指します。

 

 

だがしかし、

本当にそうなのか?

 

 

私が考えるには、事業には盛衰が必ず訪れるし、時流にあったものを提供しなければうまくいかない。

上記の2社はすでに過去の企業であり、過去には成功できたが、今の時代には合うサービスが提供できてはいないということだと考えています。

 

 

何がいけなかったのか、根本的な原因は”占いを安売りしたこと”です。

上記2社はコンテンツ会社にあたりますが、”コンテンツ”と横文字にするとかっこよく映りますが、ようは”おみくじ”です。

おみくじに有名占い師〇〇監修というプレミア感を付け販売したもの。

 

本来1時間1万円の占いが、300円という感じで安売りしてしまった。

毎週占い師を変え、それを繰り返し、ガラケーでは占いは300円だし、yahoo占いでは500円、1000円というようなチープなものにしてしまった。

 

そのつけが、ここで出ているのではないかと考えています。

デフレ時代だったからという話もありますが、デフレ前からチープな市場は形成されてしまい、いや本来占いはそんな安売りしちゃダメだよ、そう思っても、出来上がってしまった市場の中では元に戻すのはなかなか困難で、弊社でもそこは悩みの種でありました。

 

チープな市場が形成されるとどうなるかというと、今現在増えているように”にわか占い師”が増殖します。そして、それに伴うトラブルが増え、占いのイメージダウン⇒さらにチープに、というスパイラルが生まれます。

 

にわか占い師は、自分のスキルを把握せずに要求だけ増える傾向があり、それがトラブルの火種になります。

 

 

弊社としては、にわか占い師はどうでもよくて、自社の頑張ってる占い師がきちんと見合う報酬を得られる環境を作りたいと考えています。

そのためには現状のものをいったん壊して再生させる必要があり、かつて黒船に乗ったペリーがやったようなことをやらないといけないんだろうなと感じています。

 

いいのか悪いのか分かりませんが、業界で圧倒的な1強という状況が起これば、そこの値付けが一般的になるわけで、チープな環境を打破することは容易なんですね。すでに複数企業が存在する中、統合含めて1強みたいな形ができあがるようには思えないし、今の状況を変えるなら、これまで誰も思いつかないサプライズをやるしかないと思います。うちの考えた作戦がうまくいくかはわかりませんが、頑張った人が

報われるような世界を作らないとおかしいと思うから、弊社としてはその実現を目指します。

 

 

 

占い師の方へのアドバイスとして
毎年、赤字が続くサービスなら、顧客側がそこで働く占い師の質って大丈夫なのか?と思う方も結構います。

そして、そういったことに頭が回るお客様の方がお金に余裕のある方である場合が多いですし、リピーターになったらずっと占い師を支えるお客様になります。

たまに自分が働く会社がヤバい会社だとは知らなかったという方もいますが、就活中の学生ならまだしも、みなさん大人ですからね。

そういう部分も踏まえて、自分に合うサービスを選ぶべきだと思います。

Source: マリーシェルと愉快な仲間たち

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