世間ではお盆期間中ですが、私はマリーシェル占い館をオープンさせたばかりということもあって、お盆期間中も店舗と事務所を往復している感じで動いています。
移動中にTwitterの精霊馬のツイートを見かけて、ある仲間のひとりのことを思い出しました。
弊社との付き合いは、1年半くらいだと思います。
最初の頃は2日に1回くらいのペースで電話をもらって、鑑定のやり方の相談を受けさせていただいておりました。
もともと電話占いをやっていた方で、電話占いではTOPになったこともあるという話でしたが、運営側との折り合いが悪く辞めて、弊社にたどり着いたという話でした。何でも思ったことをズケズケと言ってしまう性格で衝突してしまったようで、私も何度か衝突したことがあります。でも、そんなことがある中で、いつも口にするのが、「自分はお客様が幸せになってくれるのがうれしい。お金を稼ぐというより、自分は他人のためになることをやっていきたいし、得意な占いでそれをやっていくのが楽しい」と。そんな話を聞いていると、わがままで悪い人だなんて思えないし、衝突することがあっても、毎回お互いに納得するまで話し合って、そのうえで会話を切っていました。
そんな仲間のひとりが急に連絡が来なくなりました。
何が起こったのか、事態が発覚したのは、振込み日の数日後、銀行からの連絡を受けた時です。
親族から口座の解約があったと。
その仲間が亡くなったことがその時点で分かりました。
契約書にいただいていた住所に手紙を書いたところ、親御さんから病死で亡くなったことを知らされました。
その手紙をいただいて、何とも表現しがたい気持ちになりました。
私が電話を受けた最後の会話では
「いろんなサービスをやってきたけど、自分はマリーシェルのとこのサービスで仕事をしていきたい。」
そう言ってくれたのを覚えています。
ずっと一緒にやってきた仲間が辞めることになった際には、”ありがとうございました”という言葉を贈ってきましたが、今回はその言葉を贈れずに別れることになってしまいました。
いつも来てくれるお客さまがいるから、自分は休むことはできないって、本当にお客さま想いの占い師でした。
この占い師に心が救われたって方もきっとたくさんいらっしゃったと思います。
私のブログの前タイトルは、”マリーシェルと愉快な仲間たち”でしたが、この別れをきっかけでタイトルを変更しています。
“仲間”という文字を目にすると、この占い師のことを思い出してしまうので。
タイトルからは消しましたが、今も弊社で活動する占い師の方々は大切な仲間であるという私の想いは変わりません。
いろんな仲間に助けられて、マリーシェルは成り立っているし、これからも存在していけると思っています。
最後に、先に旅立った仲間のひとりに伝えたいメッセージです。
これまでありがとうございました。
Source: マリーシェルと愉快な仲間たち