連載コラム

幽霊に足があるんだと気づいた映画「ゴースト~ニューヨークの幻~」

管理人は高校生から大学生の間にものすごい量の映画を観ていました。大体年間300本くらいです。実際には社会人になってからのほうが観た本数だけは2倍になりました。仕事でも見るようになったため約年間600本くらいです。

幽霊の情報記事を書こうとして、調べたりしてたら、ある映画を思い出したのです。大学生の時、公開される映画を片っ端から観ているときに出会った1本でした。映画が始まると雰囲気がラブロマンスだったので、失敗した~と思いました。なんせオールナイトで観ているので、眠くなってしまうと思ったのです。

しかし、きれいなシーンが続き、陶芸のろくろが、ろくろが…というシーンがあり、その頃には、すっかりとヒロインであるデミ・ムーアに恋していました。

本当に”きれいだった”です。その後ブルース・ウィリスと結婚したのを知り、ちょっとショックでした。またその後離婚して、チャーリーズエンジェルフルスロットルでちらっと共演したのをみて、なんか良かったね!と思っちゃいましたよ。

説明が長すぎましたが、映画のタイトルは、「ゴースト~ニューヨークの幻~」

映画のゴーストは、主人公がゴーストです。事件に巻き込まれた主人公がヒロインを守るため、ゴーストになって見守ってるというのが話の本筋です。その話に会話ができないから霊媒師(ウーピー・ゴールドバーグ)が通訳をしたり、ものがさわれないので地下鉄に棲んでいる老人ゴーストからものを動かす方法を教わったり、自分を殺した犯人がヒロインを狙ったりして、色んな要素がいっぱい詰まっていました。

ある意味、復讐も入っていましたね。

しかし、あくまでもゴーストがヒロインを見守るとう話の本筋は動きません。

そして、この映画に出てくるゴーストはみんな死ぬ直前の姿をしていて、普通の人のようになっています。そして足があるのです。

また、この映画のゴーストはただそこにいるだけなんです。地下鉄のゴーストも町中にいるゴーストも普通に生活しているみたいにそこにいる。

同じようなゴーストが出てくる映画にシックス・センスと言う映画があります。これは少年がゴーストを見えることで、ゴーストから依頼を受けてそれを解決していくというストーリーの映画です。そこに出てくるゴーストは死んだ時の状態で出てきます。画面で見るにはひどい状態です。焼死体や事故死などその状態でゴーストが歩いています。少年と一緒に叫び声を上げそうになります。

2つの映画に共通していることは「ゴースト」を扱っていることと「脚本」がとてもいいということです。ゴーストの方は色々な要素が入っていますが、うまくまとめてあり、映画の最初に何気ない会話が、ラストシーンでの感動を呼ぶことにつながります。

シックス・センスの方はある1点を観客にわからないようにストーリを進めていきます。

ラストシーンでその謎解きが行われるのですが、初めて観たときの鳥肌がすごかったです。

もう一度見直すとたしかにそうなんだと納得できます。脚本・監督が一人なのでできたことだと思います。当時、解説している本か雑誌がありましたが、なんの情報を持たずに観てほしいです。ラストシーンの不思議な気持ちをDVDでもいいので観て体感してみてください。

ちなみにゴーストはDVDもっていますので、今日うちに帰ったらもう一度見ようと思っています。絶好調のウーピー・ゴールドバーグを見るだけでもいいかな。

この後に「天使にラブソングを…」で大ブレークしていますからね。

胡散臭さがたまらないのですよ。

場違いな映画論評になってしまいましたが、この2本の映画が日本で人気になってから、邦画での幽霊は足がついているのです。ゴーストが1990年、シックスセンスが1999年なので2000年頃から邦画も幽霊は足があったのではないでしょうか。

邦画で幽霊が出てくる有名作品は、サダコで有名な「リング」ですが、1998年公開なのです。90年代に幽霊に足がついたのではないでしょうか。

機動戦士ガンダムでは「足なんて、あんなもん飾りです。上の人はよくわかっとらんのです」という名台詞がありました。分かる人だけわかるネタだなぁ。

今回の記事は幽霊に紐づけてかなり趣味に走った内容になっています。オカルトに分類されるものは映画にはよく登場しますので、観てみると面白いかもしれません。

また、映画のストーリーのキーに占いが大きく関わることも多くあります。占いを受けたら、今度出会う人が運命の人なんて言われたり、謎が解けない中、街中で出会った占い師の一言で謎が解けたりするなどいっぱいあります。

予言が映画のスタートなんてものいっぱいありますからね。ジブリの「風の谷のナウシカ」も占い師の予言が映画のスタートです。

そう考えると占いは生活の中にいつもあるものなかもしれませんね。

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