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著作権法違反の株式会社でインターネットサイトに画像無断使用、占い館・占い師はどう戦うべきか?

著作権法違反の株式会社でインターネットサイトに画像無断使用、占い館・占い師はどう戦うべきか?

占い師写真の無断使用がされている。

こういった問題は、近年かなり増えています。キュレーションサイトにおける記事の無断使用が行われましたが、メディアを騒がせた記事の裏にはより悪質な犯罪も行われていたようです。

【KAUMO】カウモさん無断転載やパクリ続けるの胸が痛みませんか?

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個人レベルではなく、組織ぐるみの犯罪。

誰もがそう感じるでしょう。この犯罪の怖さは繰り返し行われること、つまりループする犯罪であるということです。

問題を起こした会社は高値で売却します。犯罪だという声が高まる前に、サイトデータを優れた収益性のあるデータにみせかけ、高値での売却を行うのです。

そして、大金を得た人間は、また同じモデルでサイトを構築し、売却するということを繰り返し行っていくのです。つまり無断転載、パクリはいつまでもループする。

こういった犯罪を日本の司法では、現在止めることができない、悲しい現実があります。

もし、あなた(占い師)にこうした被害が発生したら・・・。

あなたはどう立ち向かえばよいか?

それを考えていきたいと思います。

1.証拠を押さえること。

パクられた写真などの証拠をそろえるようにしましょう。自分のサイトだけでなく、無断転載されているサイトのソースを保存し、表示データを印刷もしくは保存しておくようにしましょう。いつからなのかなどの期日、これも分かる範囲で控えておきます。

2.サーバー情報を調査

ソースコードから、サーバーがどこかなどの情報を調査。情報が見つかればもうけものくらいでここは大丈夫です。

3.問い合わせ手続きを進める。

削除依頼と賠償を要求する内容の問い合わせを入れます。書いた内容などの情報も記録するようにしてください。相手が常習犯の場合は、注意しながら進めなければなりません。

タイミングを見計らって逃げるということを考えているためです。

4.写真や記事などの無断使用の件の記事を書く。

犯罪者にやられたことの事実をHPやブログで構わないので、事実のみ書いておくのは効果的です。事実以外を書くと不利になることがあるので、何をやられたのか、どうやられたのかをきちんと記録しておくようにしましょう。

5.裁判の検討

上記3でスムーズにまとまらない場合は、裁判という道もあります。ただし、裁判ともなれば決着まで時間がかかるし、費用もそれなりにかかります。では、お金も時間もない人間は泣き寝入りかといえば、そうではありません。”少額訴訟”という道です。上限60万という制約がありますが、その額の範囲内であれば、”少額訴訟”で訴えることができます。訴状を受け付けてもらえるかどうかがカギになりますが、受け付けてもらえれば、負けということはあまり考えにくいです。しかも、弁護士なしで自分で戦えます。弁護士VS占い師みたいな感じになりますね。

占い師の場合は、単なる画像の問題としてではなく、パブリシティ権で争うべきです。勝手に使われて損失がどれくらいでたか、これをきちんと説明できるかが重要です。自分の画像でお客を集めて商売している、だから、そこで得た収益は本来自分にも生じるはずだという話ですね。

6.他の占い師と協力・連携

上記4のとおり、ひとりで戦うことができます。でも、自分と同じような被害者を見つけ、一緒に立ち向かえば、もっと効果的に犯罪者を追い詰めることができます。

たとえば5人の占い師がそれぞれ地元で裁判を起こした場合、犯罪者は各地5か所に足を運ぶことになります。裁判に出席しなければ、その場で負けが確定するからです。そして、少額訴訟では証人を連れてくることができます。たとえば同じようにやられていた占い師が先に裁判を終わっていれば、その占い師を承認として連れてくる。そして犯罪者と戦うということができます。なぜこれが有効かというと、この手の裁判ではパブリシティ権までうまく証明できればいいですが、著作権侵害だけだと単なる画像の無断利用で非常に安い金額での勝訴となります。そういった形では犯罪者側も記事や判決が残るので、できるだけ和解に持ち込もうとします。和解になってしまうと、金額は60万円の範囲内で出るわけですが、その代わりにさまざまな条件が付けられることがあります。でも、ここで条件をつけられても、裁判所や警察の命令や呼び出しには応じてよいということになりますので、仲間の裁判でどんだけ犯罪者が悪人だったかを述べることができるんです。集団訴訟ということも考えられますが、相手はそれを想定しているはずであり、想定しない戦い方で進めるのが良いのではないかと思います。

※占い師ならできること。

占い師しかできないことですが、犯罪者の行動を先に読むようにしましょう。

何が目的でいつ頃動くのか、今後どう動くのか、決着の時期などを事前に占っておきましょう。高級賃貸マンションを住まいで、小犬と戯れている、そんな映像が見えちゃう人もいるかもしれませんが、大事なのはそこじゃないです。

相手が次にどう動くかです。

目的が会社やサービスの売却なら、その時期がわかるといろんな手を打ちやすいです。買収先がどこかは分からずでもよいです。買収後の親会社の決算書などを分析し、何かごまかしがないかなどを調査しましょう。不正会社やサービスを買収した会社はたいてい不正なことをやってます。そもそも買収のために用意した会社情報がデタラメなら、それを決算書に載せた時点で嘘の情報が決算書に載るわけですから、ここを調査しておくのは大事です。

場合によっては、少額訴訟から通常の裁判に切り替えるみたいなことも考えられるからです。

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