最近、ずっと闇営業の話題が続いていた。
お金もらってなかったから。
詐欺グループとは知らなかった。
などなど、何とか逃げようとしたところに
詐欺グループの人間が金を振り込んだし、番組観覧の話をもらったという話題で、
この流れが一気に吹き飛んだ。
反社や不正NGの方針を出す弊社としては、この話題に関しては一度記事を書きかけたところで
ひっこめた経緯があるが、やっぱりこれはダメだよなと思って、書くことにした。
直営業は芸能系の会社ならどこでもあるような話があった。
それはたしかにあるだろうが、今回は直営業が問題なのではなく、反社との取引きがダメだということ。
新人や若手がお金ほしさに悪いと分かっていてやってしまうことはあるだろうし、それなら会社側が今後はやめさせますで済んだかもしれない。けれど、今回は若手ではなく、中堅やベテランともいえる芸人だ。
オレオレ詐欺のような人を騙して、お金を得ている団体で、そういう団体だと分かっていながら仕事を受ける。
これが今回の芸人たちの状況。
私はアベンジャーズが好きだが、こんな奴らが吹き替えやってると思うと、何だかな~と思ってしまう。
だって、正義のヒーローを実際は犯罪者からお金を得ている輩が吹き返しているのだから。
個人的には、大麻問題より、こっちの方が大問題なんじゃないかと思う。
あくまで個人的な感覚なのだが。
自分が騙したわけじゃない。
そういう気持ちなんだろうけど、こういう考え自体が間違っていて、犯罪者に関われば自分が直接騙してはいなくても、そういう姿勢が問題なんだということを理解すべきだと思う。
こういう考えは弊社も以前から占い師に向けて発信していたことがあるが、占い師にはあまり刺さらなかった。
ようは、今回の闇営業の芸人と同じだ。
フォーカスが当たったから、こいつら犯罪者と同列だ!といった世間の目にさらされているが、これは以前私が指摘したサービスも一緒で、これからフォーカスが当たれば、そこで活動する占い師はみな同じ見方をされるのだと思う。
弊社は、反社や不正企業とは付き合わない方針で、そういったサービスに関わる占い師には選択をしてもらうことになるが、そこで口をそろえていうのが、自分はそういう会社だとは知らなかったという言葉だ。そういう会社(問題のある)という事実を突きつけられても、知らなかったで済むということを認める社会になっては、たぶん世の中は不幸になると私は思う。
弊社は、自社が関わるサービスを”不幸の吹き溜まり”にはしようと思わない。
いつになっても問題が解決しないサービスは、たしかにお金を生むだろう。
永遠に課金が続くのだから。問題のある会社はそうしたものを構築しているのが現状で、
占い師は頭数さえそろえばレベルなどは関係なくいいのだ。
でも、本来の占いは”不幸の吹き溜まり”を生むものではない。
立ち上がる勇気を与え、本来あるべき姿や理想、目的に近づける手伝いをするものではないだろうか?
弊社はそう思うから、反社や不正を良しとする(黙認も含む)考えの方とは相いれることはないし、弊社が関わるものでは活動はさせないし、活動後にそれが分かれば、その時点で弊社との関係は終了させる。
コンプラの観点でどうとかいう問題ではなく、占い師として間違った道はダメだと私は思う。
いくら占いを勉強したという高名な先生でも、こういう感覚がズレていたり、人間性に問題があるのは、今の時代の占い師としては適さないと思う。
人を不幸にして、自分だけが幸せになればいいという考えは、弊社では受け入れられないことであり、そういう人間とは取引はできない。
Source: マリーシェルと愉快な仲間たち