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2018年占い業界レビュー

毎年、12月くらいに占い業界の話を記事にしていますが、今年は12月バタバタ予定ですので

少し早いこの時期にまとめます。(※下書きのまま放置プレーしてしまって、今さらですが出します)

 

2018年を振り返ると、占いサービスにおいては大きな統廃合はあまり見受けられませんでした。細かい案件では動きがあるものの、大型買収みたいなケースはあまり見られなかったと思います。しかし、新規プレイヤーは若干増加の動きが見られます。

 

2018年の主な変化としては、既存サービスの変化です。既存サービスにコンテンツ会社が占い師の窓口として参入するケースが増え、これまでの事業転換が迫られている様子がみられます。しかし、これは本来コンテンツ会社が選択すべきものかどうかは疑問です。ノウハウなしで進めた弊害が、今後発生するリスクが生じています。給与遅延などが発生していることから判断すると、業務改善命令などが入った段階で占い師管理のコンテンツ会社のみならず、運営にもその影響が飛び火する問題になるのではないかと考えています。

 

コンテンツ会社の不信は、今年に始まったものではありません。占い自体の需要が減っているわけではなく、求める形式に変化が起こっているにも関わらず、その変化に対応できないツケが生じたものと思われます。2018年後半には、コンテンツ会社の生命線ともいえる広告枠の出稿制限がかかり、占いサービスの告知が不可という状況が一部媒体で生じました。これにより売上の大幅減を強いられる企業が出てきたことが予測され、2019年3月までにコンテンツ会社の統廃合が出てくる可能性が高まっています。既存サービスの切り売りという形を取る会社も出ますが、それをやった企業は出稿制限の原因を作った企業ということになると思います。つまりどの企業が問題を起こしたのかが、そこで分かるはずですので。逆に知らない会社は、アレおかしいなと思うので、すぐには動けないはずです。

 

 

上記で記載したプレイヤーが増加した領域は、チャット占いアプリの領域です。大手PC系電話占いもこの領域に進出を図るという話があったようですが、計画の中断が発生したようで、この分野に関しては各社判断が分かれます。

この領域に関しては、PC系サービスがそのままのやり方で入ってもうまく数字を伸ばせず、アプリの戦略を理解したものが関わらないとダメということがハッキリしています。しかし、一方でアプリに精通していても、占い系にノウハウがないとまたうまくいかないという状況があります。

 

したがって、占い大手企業の判断は、あまり前向きな意見を聞きません。

しかし、その声を聞くと弊社としては逆に伸びしろがあると感じます。

 

各サービスとも苦戦しているのは、新規ユーザー数の獲得になり、ここの数を獲ろうとすると広告費が増大して運営を圧迫することになります。一定の新規ユーザーを獲得しないと売上減という状況になるため、サービス継続を判断する企業は一定の広告費をかけることになります。こういった状況から資金力の差で勝敗が決まるような構図ができていますが、そもそも資金力がある企業がこの領域で勝負をかけているわけではありません。2018年の状況ではこの領域で先行したサービスも利益率でみるとかなり収益が厳しい状況にあるという予測をしています。

 

しかし、弊社関連サービスでは広告費を増大させることなく、顧客獲得に成功し、一部サービスの5分の1以下の運営費でサービスを拡大している現状があります。また、この領域の市場拡大には必要なことが、まだ各社とも行えておらず、それを実行させることで市場拡大を一気に図れますが、唯一実施できるはずの大手がそこには気付きません。準備が整えば、弊社が実施するため、弊社は伸びしろがあるというスタンスは変わりません。

 

占いを扱ったことのないアプリ運営会社の人間の判断では、この領域については弊社と同じように前向きな判断が強いようです。広告の打ち方に迷いがある企業が多い中で、売上、DAU、ARPU、伸び率などの数値だけで判断すると、広告費を投下する勝負に出ても良いのではないかという判断が多いようです。実際に買収を狙っている企業も複数あることが確認でき、買収案件ではTwilio系で3000万円~5000万円、非Twilio系で5000万円~1億円という具体的な数字が挙がっています。

しかし、占い系の新規プレイヤーで、IT関連企業が買収を考えた場合、Twilio系で300万円~1500万円という厳しい条件になってしまうのではないかと思います。基本的にTwilio系サービスで占い師のコントロールができているサービスは限られており、売却はコントロールができていないサービスになるだろうと考えると、二束三文でしか売れないというのが私の判断です。

こうした話が出ていることから、先に記載のとおり2019年3月あたりには耐えきれない会社が売りに出す、そんな動きがみられるのではないかと考えます。

 

 

最後に2019年の予告ですが、アプリ系サービスでは上位の変動が確実に起こると予想します。

すでに一部のサービスでは他社と比較し、リピート率が30%も高いという状況で、単純計算すると、上期でTOPを喰う勢いです。

アプリ系では、毎年1月勝負という状況ですが、そこでリピート率で30%も水を空けられれば、顧客流出と占い師流出のダブルパンチが起こるのは明らかで、早ければ上期逆転、遅くとも10月ということになるのではないかと思います。

 

これらの要因としては、そもそもデジコン担当者が占い師のコントロールができるわけがないこと。

つまり、事業責任者の判断ミスといえます。担当者が”コロコロと変わる=危険信号”で、もうそういうイメージが付いたら復活は難しいです。

 

Source: マリーシェルと愉快な仲間たち

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