企業やサービスが病む(やむ)という言葉、あまり聞きなれない言葉かもしれませんね。
”組織が病む”という状態は、一般企業でも実際によく起こっていることですが、なかなかこういった話は出てこないし、聞かないかもしれません。
「最近うちの会社変だよね」
「何でこんなに同じようなトラブルが続くの?」
「今度は●●さんが入院だって」
こうした話を耳にして、この会社呪われてるんじゃないの?とかなんか流れが悪いと感じることもあるのではないでしょうか?
実際に呪われてるケースはレアでして、多くは病んでるというのが実情です。
では、こうした病むという現象がどうして起こるのか?実際にどんなことなのか?
それを解説していきます。
会社の組織や人が介在するサービスなどは、”人の集合体”です。
人の集合体だからこそ、人に実際起こりうる病気のようなことが起こり、それが拡がることで病むという状態になってしまうんです。
でも、風邪を引くとか、イボができるということではないですよ。
~具体的なこと書くなということで、途中省略~
一歩引いた目でこの現象を考えてみると、”選別”が行われていて、誤った方を選ぶと失敗するという状況のように映ります。
では、どうしてこうしたことが起きるのか?
かつてTVドラマの金八先生で、”腐ったミカン”の話もありましたが、それも一理ありますが、少し違う部分もあります。
(腐ったミカン:箱の中に腐ったミカンが1つあると、それがどんどん広がるというもの)
それは同じようなものがなぜかひきつけられたかのように同じ場所に集まるというものです。
”極に集まる”という表現でも良いかもしれません。
最初はそんな作用はなかったんでしょうが、私が離れたあとにたがが外れるというか、ヤバい者が固まってしまい、それがひとつの極になってしまった。そして磁石の極のように、同じようなヤバいモノがドンドン集まるようになった。
その結果、何が起こるかというと、極の中ではその力というか流れがドンドン強まるため、悪いことをする者であればそれがエスカレートするということもあるし、病気であれば悪化する、不幸であればより広がるという事象が出てくるんだと思います。
これがとあるサービスの状況です。
でも、これはとあるサービスだけではなく、他の会社組織やサービスでも起こっていることです。占いは神事の一種である以上より大きな影響が出ているようにも思えますが。でも、中にはまったく影響ない人もいるわけで、それを”耐性”と呼ぶのかもしれませんが。
■病んでしまった場合、どうすべき?
運営側の立場であれば、外科手術が必要で”病む原因”を切除しないとダメです。でも往々にして、それは中枢にまで入りこんでいたりするので、なかなか難しいこともあります。
病んでる中にいる(以下、病みの住人)場合は、まず周囲の声は届くことがないですから、多くは行きつくとこまで進むでしょう。
■病みの連鎖
病みの住人が、そこを離れてたどり着いた先がまた病みの中というケースがあります。
病みの住人から抜け出すためには、一旦その流れを断ち切ってからでないといけないのにそのままの状態で移動するので、また選んだ先が病みってことになるんです。(ブラック企業で働く人がブラック企業を渡り歩くことになるのは、そんなところが影響してるのだと思います。)
それに病みではなかったのに、その人が入ることで病みに転化するケースもあります。
病みの住人かどうかの簡単なチェックはできます。でも、完全に最初から防ぐことはできません。だから影響が出る前にそれを抑えるワクチン投与のようなことが必要ですが、こういった状況を知ることのない人がほとんどなので、病みの住人がドンドン増え、病みの世界が広がります。ウォーキング・デッドとか、バイオハザードの世界のようにも思えます。
■対処法
病みについては、規模が大きくなればなるほど重症化しやすいという事実があります。だから、基本的には病みには近づかないというのが正解なんですが、運営や管理側でいうとどうしてもそこに触れなければなりません。その時は病みの住人を無効化する手だてをしていくことが必要で、サービス内全体の協力を図ることで、病みの無効化とまでは行きませんが拡大を防ぐことはできます。
Source: マリーシェルと愉快な仲間たち