名付けでは、ちょっと前にキラキラネームが話題に挙がったが、キラキラではないにしても、最近占い業界では”枕詞系占い師”が湧いている。
弊社では占い師の応募が最近急増していて、月に200名弱を越えてくることもある。
サービスをいくつか扱っているから、それで増えるということもあるんですが、そこで最近多いのが
この”枕詞系占い師”。
これは私が勝手に作った言葉ですが、
例をあげると
スピリチュアルカウンセラー●●みたいな、
名前の前に何だか余計なものが付いてるケースだ。
デーモン小暮とかなら、分かる。
小暮さんといっても、いろんな小暮さんがいるわけだから。
メンタリストDAIGOも、歌手のDAIGOもいるわけだから、それと区別するうえで”メンタリスト”をつけるのは分かる。
でも、個性的な名前名のにわざわざ枕詞を付ける占い師がいる。
“枕詞”を付けると、何かすごいと思われるんじゃないかという考えなのかもしれないが、
採用側の立場で言うなら、まったくそんなふうに考えるところはなく、むしろ三流以下とかアマチュアと判断せざるを得ない。
さすがに200名とかの応募が続くと、同じ枕詞が続くことがある。
スピリチュアルヒーラーA
スピリチュアルヒーラーB
スピリチュアルヒーラーCと。
こうなると、私の頭の中では、人造人間1号、2号とか、戦闘員1号、2号みたいにしか思えなくなる。
サイトのタイトルなどで、キーワードを入れるのは分かるが、占い師名に枕詞入れるのは、もうやめた方がいいと思う。
でも、メンタリストDAIGOと同じように名前がかぶってしまうケースには、それは違いが分かるようにした方がいい。これは例外だけど。
“枕詞系占い師=二番煎じ”という見方をされることもあるが、私の中ではショッカーの画しか浮かばない。
続けて、採用に関して
枕詞系占い師とともに、増えてきたのが、プロに習いました系占い師。
プロに習ったならばいいじゃないかと、たしかにそうなんですが、それは本当のプロに習ったらの場合であって、たいていはプロとは呼べない人に習った占い師だということ。
応募者「師匠は●●です」
審査員「それだれ?どこで鑑定してるの」
応募者「ネットです」
審査員「どの先生の系統?」
応募者「知りません」
審査員「そりゃ、そうだよね。」
応募者「●●流で」
審査員「そんな流派は聞かないし、勝手に作って、ゴッコ遊びしてるのと変わらんよね。」
こんな会話の流れになりがちで。
ネット上では、●円で占い教えますみたいなのが結構増えていって、そもそも教えられるスキルもないのに、それをやってしまう人間が増えている。師弟関係がハッキリしているケースはリスクは少ないが、そうでない場合は気を付けた方がよい。TVに出演してるから安全かといえば、そうではない。
ゴッコ遊び系は、リスクが大きすぎて採用できるわけないし、今後もその方針は変えない。
プロとそうでないものの目利きができないってことは、占い師としては致命的じゃないかと思う。
あくまでも、私個人の意見だから、他社は人数合わせで採用することもあるし、弊社は受け入れないということだけ伝えておきます。
Source: マリーシェルと愉快な仲間たち