モグる時期
広告担当から
「今、モグる時期だから~」
という話をたびたび聞いて、これは販促だけでなく占い師でもあるよなと思いました。
モグる時期=不調な時期
季節でいえば、6月~8月にかけてが占い師のモグる時期にあたります。
6月はやはり寒暖差や気圧の影響で、健康面に問題が出やすく、特にスピ系の人はやられる人が増える時期です。
7月は意外と占い師の移籍が増える時期になります。6月~7月は占いサービスが下降する時期で、そこで客数減の占い師が焦って7月に移動するということが起こります。
8月は動いた人は安定せずバタバタ、動かない人も暑さでやられてしまう人が増えます。
この3ヵ月がすぎると、安定や拡大の波に乗れる時期に入ってきます。あくまで占いの世界では。
したがって、この時期の占い師応募は審査をしっかりやる企業にとっては、結構大事な時期ということになります。
逆にこの時期を無事に乗り切る占い師は、運営側の信頼が高まるようにも感じます。
このモグる時期をどう過ごすか?ということですが、
自分がモグったと感じたら、焦らずに今できることだけをやるということです。
モグるって、スランプと似てる部分がありますので、スランプの場合を考えてみます。
占い以外のプロを考えてみると、
たとえばプロ野球選手もサッカー選手も、機会を与えられている限り、試合に出ます。
試合に出る中で、今できることをやり、調整しながらコンディションを上げていきます。
プロ選手は休んでしまうと、ポジションを他の人に奪われることになるし、最悪そのまま引退ってことになります。
占い師も基本は同じだと思います。
不調で休み⇒お客が離れる
となりますし、最近よくみるケースは
不調で休み⇒お客が離れる⇒別サービスを始める⇒不調で休み⇒お客が離れる⇒別サービスを始める⇒不調で休み⇒お客が離れる⇒
というループ。
さらに、”占い師名を変える”というのも、このルーチンに入っている方もいます。
心の病気などはたしかに休養が必要ですが、そうじゃない場合は、自分でどうにかするという意識をもたないと、占い師としても中途半端になってしまうんじゃないかと思います。
モグりそうな人のもうひとつのアドバイスとして、一旦運営に相談してみるといいでしょう。
弊社に限らず、きちんとケアする運営はいます。
相談の仕方として、「なんとなく不安で話を聞いてください」といったレベルで良いと思います。
そこで話をしていく中で、運営から休養が必要って話になることもありますし、話をする中で気分が晴れたってこともあります。
抱え込むことがよくないわけで、気軽に相談してみるってことを考えてみましょう。
たとえば野球やサッカーなどのプロ選手も、メンタルケアをきちんとやって不調を乗り越える人は結構います。
占い師だから相談しにくいなんてことはなく、運営に相談してみると解決策が見つかることもありますよ。
もうひとつモグる時期の話題ですが。
このモグる時期に新たにサービスをスタートさせる企業が結構占いでは多いです。
各社のリリース日を調べると、モグる時期にサービスが集中していたりしますが、それは年末商戦に照準を定めると、どうしてもこの時期にスタートさせることが必須になるためでしょう。
ココナラがこの時期に広告を大量投入しています。
占いの「う」の字も出ていませんが。
なぜここでしかけたか?というココナラの狙いですが、これは”上場”を踏まえて数字を作るしかなかったんだと思います。
“占い”での上場は難しいので、おそらくそれ以外の数字を作る必要もあったんだと思います。
あれだけの量を出しているということは、ここでダメならおそらく上場ということは無理になるのかもしれません。
たぶん上場のネックが前記事に関連しますが、問題ある占いに対する対応部分になるんじゃないかと思います。
これは反社との関わりをどう防ぐかとかもあれば、詐欺行為に近い内容や返金必須のクレームへの対策
占いに対する比重が重く、それを変えるために広告で別の要素を増やしたいということなのかなと。
でも、どう防ぐか、対策をどうするか?
ここをきちんとやっていかないと、今話題の闇営業問題と同じことになってしまうでしょう。
占い雑誌が書店からすべて消えてしまった原因は、出版不況だけではありません。
そもそも占いの雑誌そのものが売れなくなってしまったから。
その要因は、偽占い師などによる事件です。TVでも起こったし、雑誌でも起こっていた。
ひとつ問題が起これば、それが大きく広がることになります。
ネットサービスも同じで、そこで問題が起きれば、それ以外のサービスにもおそらく波及するでしょう。
だから、詐欺師や問題のある人間をサービスに入れてはいけないし、その対策を運営が本来やるべきなのです。
通信の資格の導入が対策なんてことにはなりませんし、もっと根本的な対策を打ち出さなければなりません。
この業界で長く活動されてる方は、以前の問題でどれだけ影響があったかを知っているはずです。
そうした占い師は誰も問題のあるサービスには近づこうとはしません。
Source: マリーシェルと愉快な仲間たち