占い師側は名義貸しのようなものだから、コンテンツ利益の5%でいいだろう!
そんな形態のサービスが一般的になってしまっていたガラケー時代が少し前にありましたが……。
今度はもっとヤバいサービスがリリースされることになりました。
このサービスは、そのサービス自体はとても良いものです。
気軽にチャットで相談できるというもの。
でも、このサービスの報酬形態が非常にヤバいものです。
スマホアプリでの展開で、当然アップルやグーグル決済で、30%の手数料が引かれます。さらに運営側が30%に近い数字を取ります。そして、ここで残った分を占い師を供給する会社と占い師に分けるというもの。
供給する会社が5~10%なら分かります。
30%+30%+10%で70%ですから、30%分は占い師に入るからです。
でも、売上ではなく利益でやってしまうと、
占い師30%でも、売上70%のうちの30%で、21%ということに。
さらにここではアプリ内で利用できるコインで占い鑑定の決済を行い、このコインには無償コインというものが、20~45%含まれていたりします。
つまり、報酬料率の55%~80%ということになり
実報酬:11%~16%ということに。
占い師という、ひとりの人を預かる立場で大切に考えるなら、これでは無理だと考えるのが普通ではないかと思うのですが、ITの世界ではこれがスタンダードなようです。
コンテンツの時に5%だった(実質3.5%も)のだから、倍も出しているのだから頑張った方とでも考えているのでしょうか?
このモデルの場合、キャリアのある方は当然ここを主戦場とすることはないでしょう。だから、新人が中心になり、これまでワンコインマーケットのココナラが担ってきた役割を果たしてくれることになりそうです。
新人育成の場には良いのかもしれませんが、ここで数字取った占い師が超一流のような感じで出てきて、結果的には”占い=当たらない”といった悪いイメージが漂う可能性もあります。
各社とも少しずつ譲歩すれば、良いサービスになって、悩みや迷いを抱えた方を助ける素敵なサービスになると思うのですが、現状ではそういった話は聞こえておりません。