連載コラム

2021年現在、予約の取れない占い師第一位は?

現役占い師の中でリアルに予約の取れない占い師の第一位は「まるっとさん」だろう。

これはマリーシェルに出演している占い師とかではない。
占い業界のデータは10年以上調べ続けているが、月に1度しか出演がないとか、週1回の出演で予約満席で人気です的なものはよく見かける。

けれども、まるっとさんの場合は、週4で出ていて、すべて満席となる。
1日の稼働時間は8時間。鑑定時間がバラバラで8人~12人が1日に受けられる限界となり、それがすべて埋まる。
前日までの事前予約がなくても、当日にすべて埋まる。

こうした占い師は他では見ない。見ないのも当然で他ではいないからだろう。
驚くべきことに渋谷109に新たに展開した先でも、満席を生んだ。

カリスマと実力者

占い業界にもカリスマのような人もいる。技術がないのになんだか人気がある。たいしたことないのに目立つ。
そうした占い師のほとんどは講座商法で、まともに占いができない占い師を量産している。

それに反し、実力者は自分の腕で勝負する。
先のまるっとさんもしかり、自分の鑑定の腕で多くのお客様の心を掴んでいる。

これまでの時代は、カリスマが輝けたかもしれないが、今は陰りが見え隠れしている。
負の一面が表に現れて、一瞬でそのダーティーなイメージが覆ってしまうからだ。

マリーシェルでは、カリスマは不要だと思う。劇団四季のミュージカルだって、カリスマ1人に頼っているわけではなく、チームで輝いている。各々が実力を発揮すれば、全体が輝く。マリーシェルはそうありたいと思う。

カリスマでも実力者でも、1日に対応できる人数には違いがない。それなら1人のカスリマに頼るのではなく、10人の実力者が各々最大限の成果を出せば、カリスマ1人よりも10倍の利益をもたらす。

占い業界にいるカリスマは、どうしても宗教色が濃くなっていく。カリスマが頭がよいと限らないし、自分をコントロールできずにおかしな色に映るようになる。占い師からはスゴイと思われるかもしれないが、一般からはキモイ。これを当人は気付かない。

また、一番の問題は、カリスマ同士は相容れない。どちらかがカリスマでなく、堕ちていく。

本来目指すべきは、きちんと鑑定でお客を付けることのできる実力者じゃないかと個人的には思う。

アメブロも含め、メディアが扱う占い師は実力に疑問が残る?

アメブロの占い師ランキングやメディア出ました系の占い師は、実はたいした実力がなかったりする。
全員を知るわけではないが、まずリピーターをまともに作ることができない。

この層は、実力者じゃなくカリスマを狙う層であり、実力がないのも当人は気付いてる人もいるだろう。たとえばこういった層がマリーシェルに出演したりすると、まったく客が付かなく、チーンとなる。
見掛け倒しで、実際にはどうにもならないのが露呈してしまう。

カリスマならまだしも、こうした占い師を扱っても、何も生まない。
マリーシェルがこの層を扱っていたら、おそらく今あるコピスやアトレの店舗は誕生しなかっただろう。

実力者にはどうやってなる?

方法はひとつではないし、その人のタイプによっても異なる。
あくまで私の考えだけども、実力者の側で学ぶということが大事じゃないかと思う。
実力者って何だ、何が違うってのを肌で感じなければ、分からない。

たまに自分に客が来ないのは運営側が別の占い師をひいきしてるからだということを言う占い師もいる。
こういう発言に対し、「この人は頭が悪いの?」と思う人と、「そのとおり!」と肯定する人がいるが、こういう発言をする輩も肯定する輩も、実力者には決してなることはできないだろう。

実力者にとっては、自分のやるべきことをやるという感覚で、ひいき云々はどうでもいいこと。
おかしいと思うなら、辞めればいいと考える。

こういうケースもあるから、実力者の側にいたら、誰でもなれるわけじゃない。
人間性に欠陥がある人間はなれないのが現実。

実力者にどうやってなるかは、実力者が取る行動や思考を学ぶ必要があり、自分自身のおかしなところを修整していくことが近道だろう。

実力者がSNSではやらないこと

1. 占い師フォローは最低限
SNSの実力者アカウントを見てわかるのは、占い師アカウントのフォローが必要最低限であるということ。
実力者の多くはある事実に気づいているからだろう。それは
「占い師の集団アカウントはキモイ」
ということ。

実力者はお客様からどう自分が見られるかを気にする。たまにお客様からも言われることもあるだろう。
キチガイ的な発信や気持ち悪い発信をする占い師アカウントをフォローしてしまうと、お客様を失うことになる。
だから、量(数)ではなく、質を取り、信用に繋げている。

2. おかしなアカウントの発信に反応しない
フォロワーのすべての発信に反応する占い師も多い。
けれども、これも自らお客様を失っているようなもの。

世間の常識とかけ離れた特定の占い集団の常識に反応することで、この占い師もヤバイ人だよねと思われるのは当然だ。
だから実力者ほど、そうしたことをしない。

3. 中身のない発信をしない
Twitterでは毎日コピペ発信する占い師も多くみかけるだろう。
このタイプの占い師はまず100%ハズレだ。

実力者にはほぼコピペはない。きちんと伝えたいこと、面白いと思うことなどを自分の言葉で伝えている。

4. 出演日は前日までに掲載(対面の場合)
「本日、〇〇に出演してます。来てね」みたいな発信をする占い師は、実力者にはいない。
典型的な数字意識の低い占い師の例だ。

当日の予定伝えて、そこにお客様が予定を合わせられると思うのだろうか?

少なくとも、前日には挙げるべきだし、1週間前と前日などに発信し、お客様が予定を組みやすくする工夫を実力者は当たり前のようにやっている。

実力者であるかどうかはSNSで簡単に判別できる!

上記で紹介したとおり、実力者とそうでない占い師の違いは、誰でも簡単にわかる。
実力者は、常にお客様目線であり、そうでない占い師はそうした視点が欠けていたり、ズレているからだ。

お客様目線で判断すれば、当日ではなく前日までにスケジュールを周知しないと、予定がたたないことくらい本来はわかる。
けれども、それに気づけないのは、フォロワー占い師が発信ごとにアクションを取るため、自分の中で周知できていると勘違いしている。

あくまで鑑定を利用するのはお客様であるのに、そこをターゲットにした発信ができていない時点でもはや勝負がついているといっていいだろう。

こうしたズレた感覚の持ち主がまともな鑑定をできると思えるだろうか?

対面でもチャットでもお客様と鑑定がきちんとできていて、コミュニケーションを取れていれば、SNSの発信をどうお客様側が捉えているかを耳にする機会は自然とある。気持ち悪い占い師には反応できない。その気持ち悪い占い師は、占い師アカウントばかりをフォロワーにしていることってのを実力者は自然と知るけれども、そうでない占い師は知らず、気持ち悪い占い師になっているのだ。

そんな気持ち悪い占い師がよくやるのがこれだ。

気持ち悪い占い師同士の自己満足な友達商法

気持ち悪い占い師同士は、お互いに鑑定を依頼し受けるという友達商法をよくやる。
「鑑定とてもよかった!」
こうしたコメントやツイートをお互いに送り合う。

鑑定料1,000円のやり取り、双方にやり取りしても、1円も利益が上がらない。
けれども、それを友達内で繰り返しやって、実力者気分を味わえるのかもしれない。

友達同士だから、否定するコメントが入ることはない。
そんなコメントを見て、一般ユーザーが入ってくるとでも思っているのだろうが、それ見て反応するユーザーはゼロではないにせよ、優良客とは思えない。いわゆるジプシーと呼ばれる方々が主だろう。

鑑定件数をこなせば、実力が上がると思っている風潮があるが、それは間違いだ。
ダメなところに気付かずに何年やっても意味がない。

占い師はリピーターができてから成長する。お客様からどこが当たっていて、どこがズレてたのか、そんな話を聞いて、ズレていることができれば修正できるようになるからだ。1回だけの友達商法が何の意味もなさないのはこういう点だ。

実力者がSNSでやっていること

実力者はお客様を意識した発信をしている。それは、決して同じ占い師向けの発信じゃない。
自分という占い師の人柄を分かる発信であったり、趣味・趣向に関するものが中心だろう。

そこは怪しさとか気持ち悪さがない。

SNS上のネタが、鑑定の時の余談で話になることもあるし、お客様がその投稿にアクションしてくれることもある。

気持ち悪い占い師の投稿には、ほぼ同業占い師か業者しかない。

実力者が友達商法に参加するケースはほぼなく、そうした占い師をフォローしていれば、本音ではフォローを外したいと考えているはずだ。

実力者はそもそも意識が違う

SNSの告知を使うのは実力者も同じ。時折、お客様からDMで直接依頼を受けることが出てくる。
そういった時に実力者は、店の客かそうでないかで対応をきちんと区別する。

店の客であれば、店に案内するし、予約を受ければその旨を店側に通知する。
けれども、そうでない占い師の場合は個人受けするだろう。個人受けで何が問題なの?という回答さえ出てくると思う。

そもそもDM経由でというのは、SNS世代は仕方のないことだけれど、お客様側もマナーに問題があるのだが、そこできちんとした流れを説明することで、その客様は占い師への信頼が上がるだろう。一時の利益で動くのは知恵が足りないもののやることで、実力者はそこら辺の分別が付く。また、こうした状況が分かれば、店との関係もギスギスしやすくなる。そうでない者はバレたら、バレたで仕方がないくらいの感覚でしかないのが実情だ。

占いで正しい道筋を示す占い師自らがそんなせこいことをやっていてどうなのだろうか?

優良客ならきっとそう思うんじゃないかと思う。

実力者には、優良客が集まるし、そうでない者には集まらない。

優良客を味方にする

実力者が実力者足り得るのは、優良客に恵まれていることが要因のひとつだ。

悪い結果をそのまま伝えても、きちんと受け入れてくれる。
これがどんなに占い師側にストレスを与えないことか。

よく占い師が占いをしていくうちに体調を崩したといった発言を見かけるが、それは不良客によるストレスが大きな原因だろう。

実力者には不良客が極めて少ないし、一定の割合が回ってきても、優良客のシェアが拡大することで、淘汰される。
(そもそもマリーシェルでは不良客が入ることはほぼない。これはどの占い師も口をそろえて言うことだが、年に一度あるかどうかのレベルなのだ)

優良客のメリットとしては、紹介が入りやすい。自分がいい占い師だと認めると、友達だけでなく、家族を紹介したりもする。
この家族紹介は、実力者以外はほぼないことだ。

要はこの占い師なら紹介しても恥ずかしくはない。自分の名誉や立場が傷つかないからできることで、そうでない占い師には絶対にやらない行為だ。

実力者は自らも客を呼び込む

実力者はただ席でお客様を待つってことはほぼしないだろう。何かしらの営業努力はどの占い師もしていることで、SNSなどからの集客もあれば、店頭での声掛けも自ら率先してやる。

数字を作る意識がそもそもそうでない者とは違うのだ。

数字が取れないのは、誰の責任でもなく、自らの責任だと感じる。
だから、自ら何かしらの行動を取り、数字を作ろうとするし、それは自分だけの数字ではなく、店全体を考えていたりもする。

店の看板は、自らの成果の証であることを分かっているからだ。

YouTubeを見て、すぐに占い師なんて発想はない

YouTubeの占い動画を見て、すぐに占い師なんて発想は、実力者は口にすることはないでしょう。YouTubeがダメだということではなく、あくまでそれでは表面上のうすっぺらな占いで、実戦にはあまり役に立たない。

この手の占い師は、Twitterで無料占いしますなどを開始し、まともな鑑定ができないままプロになったと勘違いします。

たとえばタロット占いを例にするなら、お手本通りにカードを並べて、自分の引いたカードの意味合いを口にする。
けれども、そのカードがきちんと出ているかどうかなんてことは考えることはない。

これなら小学生でもできるレベルであり、それをプロになったと言ってしまうのは、まともじゃない。

学び方を知る人は、本でも動画でも表面上の知識を吸収したうえで、それをもとに自分なりに深掘りしていき、本当のスキルを手にすることができるだろう。けれども、それは勉強の虫のようなタイプで相当な頭の良さが必要だと思う。そもそも勉強嫌いな人は、そういったことを考えることはない。

私が占い師のテストをする時には、カードが出ていない時には、出ていないことを伝える。
けれども、それを言われた本人は意味の分からない人がほとんどだろう。
正しいやり方をやったんだからと思うだろう。

でも、その正しいやり方って何?

動画の占い師がまともかどうかをどこで判断できるの?

リピーターも付かないような名ばかりの占い師が教える占い方が正しいと言えるのか?

現役占い師でも、これから占い師になろうという人にデタラメな方法を教えるのは良くないから、今からでもすぐに止めよう。

そもそも実力者って何がスゴイ?どこが違う?

嘘、隠し事を見抜く
実力者は相談者のウソや隠し事を見抜くことができることもあります。易やカードのような占術の方が見抜きやすく、東洋・西洋では知識がある人が対策をすると見破れないことありますが。卦やカードは”コイツアカン奴だ”と教えてくれます。

占術違いでも同じ結論
タロットの占い師でも、東洋の占い師でも、相談に対する結果が基本的には同じになります。
占術により、答えが変わるということは本来ありえないことで、実力者同士が同じテーマで占えば同じ結論に達します。
もちろん条件を統一しないと、どの地点のことを指す(結果)かでは変わることがありますが、最終地点に関しては同じ結論になります。

結果を残す
実力者は結果を残します。これは鑑定数とかではなく、目に見える結果を残します。
たとえば毎回満席の状態を作るようなことは、どの実力者にもいえることでしょう。
マリーシェルにいる占い師の場合は、駅ビルでのテナント展開を目標に置いた際に、そのためにはどうすべきか、何が必要かという具体的な提案を行い、実際にマリーシェルでは吉祥寺にまず出店し、そこから秋葉原の駅ビル出店を果たすという離れ業をやり遂げました。

秋葉原と吉祥寺では何の結びつきもないし、そもそも客層も異なります。
けれども、吉祥寺で店をやることで、秋葉原の駅ビルにつながるという目に見えないルートを占いによって見つけ出しているということです。
そして、そこで出店してもやっていけるかどうかを出店前の段階からジャッジし、GOを出しているということ。
コロナ禍の出店で、リアル店舗は苦戦するという大方の見方の中、出しても潰れないということをきちんと出している。
駅ビル系の商業施設は、国内でも最も審査が厳しく、他業種でも審査が通らないケースがあります。占いなら、まず無理が普通の判断でそれを覆すルートを見つけるというのも驚きですが、そこで成果を出さなければ退店を迫られる中、きちんと数字を残せることも見抜いています。

実力者が12人揃ったら…

ひとりの実力者でも上記のような環境をひっくり返す力を持ちます。

そんな実力者が12人集まったら、今の占い業界のイメージをガラリと変えることができるのではないでしょうか。

12人。これは私が集めたい人数です。日本だけなら、3人でも済むように思いますが、マリーシェルでは今後世界進出という目標があるため、3人では足りません。

このエリアでサービスを拡げるには何が必要か?
狙うエリアが複数存在し、文化も常識も異なれば、今までのやり方をガラリと変えなければならないし、頭の切り替えを即座にできないと、鑑定結果の読み間違いも出てきてしまう。各エリアに特化した担当が対応していけば、そうした問題は起こりづらく、短期で勝負することができます。

1年目の占い師でも、数字の取れないキャリア10年以上の占い師でも実力者にはなれる

実力者は持って生まれた才能がないとなれないものではないです。
実力者になるための努力ができる人で、間違った努力をしなければ、その領域に達する道を見つけることはできるでしょう。
また、ひとつの出来事がきっかけで、その領域に達する道を見つける人もいるでしょう。

だから、1年目でも、10年以上のキャリアがあっても同じことで、その道を見つけられるかどうかです。

努力の方向性の間違いでは、たとえばアメブロの人気ランキングをあげることを必死でやる占い師がいますが、それは道を踏み外している状態で、ランキング上位でまともな人がいるとは思えません。占いサービスでも同様で、ランキング上位を狙うというのがそもそも間違いで、商業的目線に思考が傾いた段階で、そうでない占い師になってしまいます。

努力するのはそこじゃない。

  1. 1件1件の鑑定に注力し、そのお客様の人生に向き合うこと。
  2. 向き合うためのお客様を集めるために惹く力を高めること。
  3. 鑑定後に振り返り、修正を行うこと。

この3つが大事なことじゃないかと思います。

予約の取れない占い師第一位は、それを狙ったわけじゃなく、あくまでもこれまでの努力の副産物のようなもので、実力者本人がそれを望んだものじゃない。

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