先月アトレ松戸のお店に遊びに来てくれた占い師と占い店舗の話になって、渋谷にお店が乱立しているという話になった。その方は、10年前くらいまで渋谷でお店の鑑定士として出ていたようで、当時のお客さんだった人が今店舗で鑑定士をやっててビックリしたという話があがった。
たしかに占い師になるきっかけって、自分がお客として足を運んで、そこで興味を持つパターンも多いよなとも思いつつ。
昔からやってる老舗と呼ばれるようなお店でも、占い師が今と昔ではガラリと変わってしまったという話に、そこは残念なことだなとも感じました。
私が昔出逢った占い師さんとの思い出の話をちょっとします。
その占い師を紹介してくれたのはお客さんで、自分だけじゃなく、息子も先生にずっと見てもらってるんだよという話をしてくれました。ハッキリ覚えてないのですがそのお客様は何かの職人さんで自分には学がないからこの道しかないけど、息子には別の人生をと考えていたんだ。そんで、自分と違って頭がいいと思ったから、勉強させたら東大にいけてと。そんな決心をさせるキッカケがある占い師の言葉だったと聞き、その息子さんも子どもの頃からその占い師さんと顔なじみで、今でもそうだという話でした。
そんなふうに、ひとつの場所でずっと活動していて、そこに行けばホッとできるそんなことってステキだなと思っていたので、私がお店に関わった際にもそんな感じでいければいいなとちょっと思っていました。
ホグワーツ魔法学校とかも、ダンブルドアが定年で引退してたとか、1年ごとに転勤で別の人が来るってことだったらガックシ来ると思うんです。
ダンブルドアはずっとそこに存在し続けて、新しい占い師さんもどんどん入ってくる、サラリーマンの終身雇用みたいなことになるのかもしれないけど、そんな形がいいなと思います。
厳密にいえば、雇用ということではないから、そうはならないんだけど、いつ来てもそこに同じメンバーがいるっていう環境がいいなと考えています。
今のアトレ松戸の占い館では、ずっと一緒ということにはならないんだけど、そんなことができるようなハコを運営していきたいです。