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タロット占い通信講座はお金をドブに捨てるようなものだ。

毎年1月は新しいことを始めようという気持ちが高まる時期で、新しい習い事を始める人も多い。TVCMでもユーキャンの通信講座のCMなんかはこの時期しか見ることがないだろう。

占いに関しても1月は需要が高まる時期で、この時期に占い講座を検討する人が多い。すでに申し込みをしてしまった方には申し訳ないが、ハッキリと言わせてもらうと、タロット占い通信講座ほど無意味なものはないと個人的には思う。あくまで占いを仕事にするという意味では。個人の趣味の範疇であれば、通信講座は手軽でいいかもしれない。けれども、占いの仕事をするということでは、時間の無駄だ。

タロット占い通信講座がダメな理由を今回は書く。

1.実戦で使い物にはならない。
実践で使い物にならない理由としては、タロット占い通信講座に関しては、現場を知らない、現場で実績のある占い師が担当していないという問題がある。占い本を出しているから、スゴイ占い師か?というと、この世界ではそうではない。その手の占い師はライター上がりであったり、タレント系で実戦を経験していない。つまりはあくまで知識の提供しかない。それならタロット本を買って読めば十分であり、通信講座の意味がない。実戦形式のものという触れ込みもあるだろうが、そもそも実戦で実績がないのだから、何も伝えることができないだろう。

私は対面の占い館、チャット占いを運営しているが、そこで来る応募者および採用者の傾向から、通信講座はダメだというデータがはっきりと出る。まずもってリピーターを取るような鑑定ではない。だから、占い師として活躍できるまでに通信講座で学んだ時間以上の訓練期間が必要になってしまう。だから、無意味だ。

2.誰でも受講すれば占い師になれるという誤解。
このタロット通信講座を受講すれば、誰でも占い師になれる。それに近い触れ込みの講座も多いだろう。けれど、世の中はそんなに甘くはない。お客様に相手にされない占い師に意味はあるのか? 自称占い師では、本来の目的とは反することになるのではないだろうか?

これは通信講座だけに言えることではない。資質がないものを占い師としてしまう、講座を提供する占い師自身にも問題がある。老舗と言われるところ、著名占い師だという人物ほど、気を付けた方がよい。

3.効果検証という大事なことがすっぽりと抜けている。
占いスキルを上げるには、鑑定した結果の効果検証が大事だ。ガチな悩みでないと、カードの結果の検証にはなりづらく、それが合っているのか、合っていないいないのか分からない。人を鑑定して初めてそうした経験ができるわけで、通信講座では無理だ。

4.引く力を鍛えられない。
占い師には引く力が重要。これは対面でしか鍛えることができない。チャットや電話ではさほど重要視されることはないが、数は来ても客質が悪いことを気付けていない占い師も多い。引く力を鍛えると、客質が格段と高くなるし、自然と客を呼べるようになる。これはタロット云々の知識やスキルではないが、占い師なら持っていないとやっていくことは難しくなる。

5.タロットが正しく出せているかが、検証できない。
タロットを引かせると、スキルの高い占い師の場合は、同じような意味合いの並びになる。けれども、まったくそうならない人も中にはいる。こうしたことは現場を知る占い師でないと知り得ることではないし、通信では不可能な点だ。オンライン講座なら大丈夫だろうと思うかもしれないが、中途半端な占い師しかオンライン講座をやっていないと思う。きちんとそれが成立しているのであれば、これまで審査をやった中でもそれなりの評価を得る合格者がいるだろうが、今のところはいない。

通信講座やオンライン講座は確かに便利だし、今の潮流には合っている。けれども、その提供方法や提供する側に問題がある。趣味として覚える程度は便利でよいかもしれないが、仕事とするなら、責任を伴うし、それを理解させることのできない講座がプロ育成を謳うなら、それは害でしかないと思う。

お金を稼げば悪いことでも平気でするという人間も世の中にはいるが、こと占いの世界では多すぎると思う。危ない橋はみんなで渡れば怖くないみたいに、まとまって団体を作る会社なんかもある。これってもう犯罪者の思考だということに気づいていない。危ない橋を渡ってはいけないし、占いは相談者を幸せにするための道具であって、人を不幸にするためのものではない。私はそう思う。

どうやってスキルを磨くべきか?

Twitter等で占い相手を集めて練習というのは、あまり意味がないと思う。身近な相手でもいいから人と練習をした方がいい。どこが当たっていて、どこが外れたのか(読み間違いか)を知るには、同じ人を何度か見ないと分からない。ネットを通しての場合だと、同じ人を見ることもできるだろうが、感覚を養うことができない。世の中では自分ひとりでもやれる特殊な人もいる。そういった天才肌の人はほんの一部で、普通の人は数をこなすということが最も大事だ。

プロに見てもらうということができるなら、それが一番いい。カードがきちんと出ていない、カードは出ているが読めていないなど、一流のプロはすぐに判断できる。そして、どんな練習をすべきかを教えてもらうことができる。

私はタロット専門ではないが、タロットの対面審査をやると出ているかどうかは分かる。いつも出るカードが出ていないということを判断できるため、未熟かどうかが分かるからだ。

複数人でお互いに占いを練習するというのもアリなのだが、そこのメンバーの人間性が確かな場合でないとダメだ。隠し事をしている場合に、カードでそれが出た場合に本当は当たっているのに、外れていると伝えられたり、関係にひびが入ることもある。

習うならどこがいいか?

弊社の講座で習うべきなんてことは言わない。何人かの占い師の鑑定を実際に受けて、そこから自分が納得する占い師を選ぶべきだ。最低30分の鑑定を受けるべきで、全員同じ時間で占いをしてもらい、一番いいと思う占い師を選ぶべきだ。そこでは肩書きに騙されてはいけない。腕のいい占い師は、あまり自分のことを誇張しないし、事実しか書かないから。金額の高い安いも判断材料にしてはダメだ。スキルがないのに、高い料金を取る場合もある。カード1枚の意味に1時間かけて教えるなんて、間抜けな講座をするところもあるので、そこは注意すべきだ。

弊社は45分で自分のことを占えるようになるをコンセプトに講座をやっているが、あくまで趣味の範疇で最初から他人を占えるようにはならないことを伝えている。これをやる意味は、占いが楽しいものってことを感じてもらうことと、プロになりたい人に関しては講座を通してスキルや素質を占い師側が判断でき、個人ごとに適切な講座をカスタマイズできるようになるからだ。プロ講座は各占い師に任せているが、カード1枚1時間なんてことはない。

特に注意すべきはチャット占い師が講座をやっているケース。チャット占いは、現状弊社運営のもの以外では占い師審査で実戦の確認をやっているところがない。つまり素人の集まりであるサービスが多いという状況で、そこで作る数字(売上げが高い)というのは、長時間待機して数を稼いでいるだけで、技術があるということにはならない。Uranowで活動する占い師ですでに数年活動している占い師であれば、技術はあるはずだ。そもそも問題がある占い師を解除しており、長年続けるということは、スキルの裏付けといえる。しかしランキング上位が良いとは言えない。チャット以外の活動をする占い師はそもそもランク上位には入ることはできないからだ。各占い師の評価情報を見れば、優劣の判断にはなるはずで、そこを参照して選ぶのが正解だ。逆に他社の場合は、いろんなサービスを渡り歩く、掛け持ちを行うというのは、ダメな占い師であることの判断基準になる。辞めた理由はどこにも書かれていないが、どこもクビになる占い師が実際に存在する。完全にヤバい人ということになるのだが。いずれにせよ何人かの鑑定を直接受ければわかる。チャットの場合は、最初から5,000円程度入れてからでないと絶対に判断できない。お試しで入ってきた人には、占い師がそれに合わせようとし、腕の良い占い師でもお客様の懐事情を気にする人だと、文字を削ることになるので、良し悪しが分からなくなるからだ。

私は神熙玲という占い師が師匠になるが、この業界に長くいる人は、知っている人もいるだろう。あの六星の細木が占術をパクって、魔女の履歴書などにも名前が挙がっているし、昔はTVの生放送番組でタレントの結婚を的中などをやってた人だ。電通の年賀会では40年近くずっと出続けた占い師で顔が広く、私も経団連の方々とご挨拶をさせていただいたことがある。この占い師を師に選んだのも、仕事の関係の紹介からで、最初はコンテンツを作ろうと思ったのがキッカケだ。講座の教え方は大学の講義を受けているような感覚で正直うまい方ではないと思ったが、質問した際の答えが分かりやすくためになった。実際に鑑定を間近でずっと見たことで、今の基礎が作られた。有名企業の代表をずっと鑑定していたり、無名の企業を1,000億企業に育てた実績は、今のTVのタレント占い師との大きな違いで今の著名占い師は所詮作りモノって感じがするのはそのためだろう。自分の経験からも、きちんとした実績がある占い師から教わるということが大事だと考えている。

独学に関しては否定しないが、そもそも勉強のできなかった人間が独学は意味がないと思う。学び方を知らず、習得スキルの低い人間が独学で技術を身に着けるのは無理だろうと感じる。天才は独学でも十分やれると思うが、コミュニケーションの部分ではつまづくかもしれないなと思う。

引用:チャット占いUranow(ウラナーウ)と電話とチャットでウラナッテな日々

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