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病み上がりのハイヤーセルフ

休日関係なしに働いていると、たまにの休日に一気に疲れがでたりする。休暇なのに、電話打ち合わせなどがあったりすると、椅子に座ったまま眠りについたりするのだが、朝から頭痛している時にちょっと仮眠を取って、余計に頭痛が酷くなった。天気が崩れる前日はどうも気圧の変化で片頭痛になる。

次の日の朝になって、事務所から駅前に向かうまで、ちょっとの距離でもハイヤーを使いたいと思ってしまう。事前に呼んどけば、待つことなく利用できる。けれども、今日は歩くことにした。

そんな日にだ。占い師の応募電話でハイヤーセルフと交信できるという話がでる。
うん。私もハイヤーはすぐ呼べるよ。でも今日は使わなかったんだ。
あー、分かってるよ。タクシーじゃない方だということは。
意識高い系の方だろうと。

毎回思うのだが、この電話であなたのハイヤーセルフと直接話したい。
たぶん、ハイヤーセルフの方なら、こちらの話を理解できるんじゃないかと。

うちは占術には特にこだわりがあるわけじゃない。きちんと鑑定ができ、悩みが解決できれば、それでいい。
でも、そもそも電話での会話がかみ合っていないのなら、実際の鑑定でもかみ合うわけがないし、ここでやる気があるのなら、どんなサービスか理解したうえで応募してくるよね?と。

しっかりしてくれ。ハイヤーセルフ。
きちんと理解させたうえで、応募するように諭してくれよ。

こんなようにサービス概要を伝えながら、別のことを今日も考える自分がいる。
そして、ひとつ思う点があったのだが、もしやハイヤーセルフとつながっていると思っていて、実は悪魔とか別のものと繋がっているんじゃないかと。

だって、わざわざ落ちる流れを踏んでいて、本人へのアドバイスも何もない。でも、本人は繋がっていると思っている。
いわゆる悪魔のささやきを勘違いしているんじゃないかと。

実際に見えているわけじゃないなら、ハイヤーセルフと悪魔、霊の違いをどうやって見分けるんだ。
ゾワゾワしないからハイヤーセルフとか思っているんじゃないだろうな。

天使と悪魔メーターなるものがあって、ピピピピっと数字が上昇して悪魔か天使かを見分けるとか、そんなモノはまだ世の名にはないはず。「僕はハイヤーセルフのココロちゃんだよ」、なんて話をしてきたものを信じてしまったのだろうか…とか。

いろんな妄想が頭を巡っていると、どこまでサービス説明したのか、話す内容を忘れてしまいます。

聖徳太子は複数のことを同時にやったようですが、私には無理だと。寝ながら呼び込みはできますがね。

電話が終わったのちに考えるのは、みんなハイヤーセルフや悪魔、霊とかどうやって区別をつけるんだろう。不思議だよなと。
守護霊より、強い悪魔なら、守護霊のように見せかけができるんじゃないかとか。

どう見たって、何かに取り付かれたように映る人と面談なんかすると、何かきっと悪いモノが憑いてるのに、天使やハイヤーセルフなる言葉を聞くと、この人は何を言っているんだろうか?と思ってしまう。まずは鏡に映る自分をみるか、自分の写真を写してみれば、真の姿が写るんじゃないかと。

私には気持ち悪いと感じる人は、他の人もそう感じるはずだと考えると、どんなに鑑定ができたって、ちょっとここで働かせるのはリスキーだと思ってしまう。今いる占い師が傷つく姿は、私は見たくない。みんな傷ついても、それを黙っていて隠そうとする。鈍感な私はそれには気付けないから、あとで知ると心が痛む。もう、そんな後悔はしたくない。だから、周りにリスクが生じるなら、それは止めようと思う。

たぶん、あくまでも守護霊でも、ハイヤーセルフでも、実体化して見えても、うちのスタッフは誰も驚いたり恐怖することはないだろう。
うちのスタッフの口癖は、霊よりも占い師の方が怖いというくらいだから。

人の皮をかぶっている方がたしかに立ち悪い。一見、善人にも見え、油断してしまうから。

人の皮をかぶった得体の知れない者との最前線に立つ私。私には得体の知れない者の気持ちを理解する日は永遠に来ないだろう。そして、逆にそれを理解してしまったら、私もおかしな者の仲間に入ったことを指し、それらは本来、占い師とは呼べない存在なのだと思う。

なんだか先日も似たような記事を書いたような気がするんだが、続くんだ。
きっとこれも世間に拡がったコロナの後遺症の一種なんじゃないか。

引用:チャット占いUranow(ウラナーウ)と電話とチャットでウラナッテな日々

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