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占い師求人に、”六星占術”と書いたら審査落ちという事実はあまり知られていない。

今日は占い師求人の話。

ここのところ、うちのサービス全体で応募が増え250名程度の応募が入る状況になったが、書類審査で一瞬で落ちるケースがある。

それは占術だ。

対面の鑑定所では、タロットなどの卜占しかやらない人は取らないといったところも多いが、うちはオールラウンダーじゃなくても、きちんと悩みが解決できれば占術は何でもよいと思っているので、そういう判断はしていないのだが、案外対面の店ではこうしたケースは多い。
ネット系サービスでは、むしろそうした基準は緩くなりがち。

占い業界に昔から携わっているようなところになると、業界のタブーは犯さないように審査ではどこも同じ判断が取られることがある。

そのひとつが、”六星占術”と書いたら審査落ちするということだ。

その理由は、魔女の履歴書などにも記載されているとおり、この占術は”真理占星学”という占いのパクリだからだ。”真理占星学”の講義用ノートを持ち出し、ある出版社で出したのが、”六星占術”。

歴史のある占いの協会の重鎮なら、みなこうしたことを知っている。パクったものを堂々と認めてしまったら、学術的な側面が強い占い協会の権威が落ちる。だから、そうした重鎮が関わるサービスでは、一切占術とは認めない。表向きはそんなことを口にすることはないだろうが、実際はそうなる。

うちも当然、そうした背景を知っているから、六星占術と書いたエントリーに関しては、即不採用だ。

占術のパクリは、かなり多い。最近TVで出てる占いは、この業界に10年以上いる占い師が見れば、すべてパクリだねという意見になるだろう。すでにある占いの星の名前だけ変えて、オリジナル占術だと言って売り出す。こうした流れが生まれている。一般の人からすれば、パクリかオリジナルか分からない。だから、こうしたことが続いている。

この流れは六星占術の頃から変わってない。Yahoo!占いなどでも、いろんなタイトルを付けて出す。オリジナルじゃないと受けないみたいなことを責任者が言い出し、そうしてしまったのだろう。数字を作ればいいだろ的な考えが、すべてをめちゃくちゃにしてしまった。
いろんな名前がついているが、派手な名前とは裏腹に中身はたいしたことない。

ようはYahoo!占いはおみくじで、そこに800円とか1,600円とか払うのはアホだろう。

たぶん私が思うに、六星占術がTVから消えた時と同じように、今TVに映る占い師は問題を起こし、消えてしまうんだろうと思う。引き金となる事件はすでに起きているのかもしれないし、これから起きるのかもしれない。

うちの店の前は書店で、書店に並ぶ本はおのずと目に入る。多くの新刊は帯に著名人の名前が入る。けれども占い本の新刊には、それがない。タレント側が嫌がるということもあるが、そもそもTVで番組出てる占い師の本の帯に誰も名が挙がらないというのは、そこに何かあるのかもしれない。

ちなみに前述の真理占星学の本には、政治家の海部俊樹氏、真野専門学校理事長の真野英子氏、パリコレで世界的に著名な美容家の堀部美行氏、歌手の黛ジュン氏など、その道の第一人者的な人の名前が挙がっている。

けれども六星占術はどうだろうか?そして、現在出てる占い本ではどうだろうか?

占い本以外のジャンルでは、結構著名な人の名が帯に踊るわけで、そういう環境で名前が挙がらないというのは、そこに不都合なことがあるんだろう。リスクがあると思えるようなものを扱うメディアは、何を考えているんだろうか?

令和の時代にインチキ商法がまだ成り立つと思っているんだろうか?

引用:チャット占いUranow(ウラナーウ)と電話とチャットでウラナッテな日々

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