占い比較サイトがアフィリエイト目的で乱立しており、スクレイピングなどの手法でほぼ同じ文言で店や占い師紹介がなされている状況を過去記事にも書いたことがあります。
そこには虚偽情報が記載されていたり、過去に弊社が指摘した通り、使用許諾のない画像を勝手に利用するケースもまだまだ続いています。
弊社で実際にあった弊社の許諾なしに掲載不可画像を載せた悪質な企業では、以前にも社名を挙げたエキサイト社以外に2社存在します。
「地域名 占い」で検索すると、すぐに表示されると思いますが、マイベスト、SEECの2社はかなり悪質です。
SEEC社に対しては、削除依頼の対応の中で電話で責任者が出てきましたが、相手方である弊社に不利益を与えているにも関わらず、削除はするけどそれ以上は何もしないというスタンス、まったく反省の色を見せることもありません。
ここは調べれば分かりますが、実際の社長以外にオーナーのような人物がおり、過去いろいろとネットで名前が挙がっていた人物でした。ネットに残る文書で名前が挙がった2名のうちの1名が責任者として出てきましたが、そうした文書が出るくらいの人物であることはその対応でわかりました。
マイベストに関しては、yahooの関連(出資?)企業になってますが、ここは自社が転載禁止画像を掲載する権利侵害をしているにも関わらず何ら責任を取らないどころか、嫌がらせ行為を行っています。実際にマイベスト社の不正な掲載で担当者とメールのやり取りをしました。その後、弊社の転載不可画像の入ったサイトは弊社記事を消すだけではなく、なんと秋葉原の電気街口には占いの店はないと、事実と異なるような文章に書き換えられていました。X(Twitter)でマイベスト社長に直接コメントして問いただすと、ものの見事にブロック。
このマイベストというサービスは、そもそも実際に物やサービスを試して、そのレビューを書くサービスということなのですが、実際には商品やサービスを体験せずに他社の口コミなどを掲載しているだけである件が発覚しました。マイベスト編集部は以下のような説明をしています。
◆マイベスト編集部からの返答(2022年時)
ご指摘いただきました当該コンテンツはインターネット上の複数のサイトや口コミから人気の占いを抽出し、ランキング化したものでございます。
また、コンテンツの冒頭へ貴社名を使用した経緯につきましては、秋葉原での人気のある占いの一例として紹介させていただく趣旨であります。
これを見れば分かるとおり、マイベストは実際にはモノやサービスを実際に体験せずにスクレイピングなどをして記事を出しているだけということのようです。
さすがにこれは問題だったようで、現状サイトではサービスを試してレビューを書いていないことを記載していました。この時点でそもそものサービスの根幹が崩れているんですが・・・。
こうしたように比較サイトの多くは、スクレイピングして情報を集め、テキストをリライトしてサイトを立てているため、マイベストのような悪意のある虚偽情報を掲載するといったことがあると、それが別のサイトでも広がってしまうのです。
そして、こうした比較サイトの制作は、サイト所有企業本体とは限らず、WEB制作会社が絡んでいることも多く、実際に弊社であったケースでは、上場企業のWEB制作会社が転載不可の画像を勝手に利用しサイトを作っているケースもあります。
サイトの中身のコンテンツ、ここでは地域名の占い店一覧ページの内容がまるで一緒のサイトがあり、それらをA社、B社とここでは呼びますが、A社に警告を入れると、A社がサイトを修正することになりますが、同時にB社も修正されるということがありました。これはA社とB社のサイトを制作する人間が同じだからできる行為で、それを制作しているのは倫理観が欠落する上場企業でした。
特に反社系との繋がりが疑われる記事がネットで検索されるような会社やコンプラ意識の低い若手社長のようなケースでは、開き直りやブロックといったことで打ち切られるだけでなく、マイベストのように嫌がらせでさらに虚偽情報を掲載する明らかな営業妨害を行うケースも出てきます。
こうして不正な企業が生み出す虚偽情報が生成AIによりさらに広がってしまうのは時間の問題で、特に占いの場合は他業界と違って、虚偽情報や不正情報の削除を求めるような動きがほぼなされていないのです。実際にこうした問題で動くのはマリーシェルのみであり、比較サイトの運営先や広告主を調べればわかりますが、その他の占い系各社はそもそも虚偽情報や不正情報を生み出すサイトの運営側や広告主側であったりするのです。