幼い頃から頑張れば必ず願いは叶うと信じて、人と比べたり数字を気にして生きてきました。
自分と向き合い、自分の心を見つめる事は心の弱い人がすることだと思っていました。
それなりの結果も出してきましたが、30代半ばになって自分の頑張りだけではどうすることもできない悩みにぶち当たってしまいました。
見た目を変えたり、持ち物を変えたりして、リア充を気取ってみても、どうにもならない時にタロットを学んでいる友人に毎日のように占ってもらって話を聞いてもらいました。
それとは別に占い師の鑑定をかなり受けて、実際にお金もかなり使いました。
その時、今まで他人に占ってもらったのが、自分で占えるようになったらお金もかからずにいつでも占えるのに…と思っていました。
その悩みは、結局のところ願い叶わずという形で幕を閉じ、初めて自分と向き合い自分自身を許す・認めるという作業を始めて、心の傷がだんだん癒えてきた頃、たまたまイベントで師匠となる人にトートタロットの鑑定を受けました。
そこでトートタロットの独特の絵柄と、自由に展開されるスプレッドと、当たりはずれのお告げではなく、依頼者の気持ちを聞きながらまるでカウンセリングのように進められるトートタロットの世界に非常に興味を持ち、タロットを学び始めました。
そのうちに、友人・知人の依頼を受けるようになり、今までは占ってもらう側だったのが、自然と占う側になっていきました。
自分のために学び始めたトートタロットが今では自分のためにはスプレッドを出さず、もっぱら人のためにタロットを使っていることが不思議な感じです。