連載コラム

鑑定件数20万件のデータからこれだけはハッキリいえる!占い師のレベルアップに最も効果的な方法はこれ

占い広告を調査していたところ、占い講座系の広告が結構最近増えています。ストアカのようなリアル講座への導入もあれば、ネットだけで済む通信占い講座なども結構増えているように感じます。

弊社は占いサービスの管理で、占い師の審査を月に100件から多い時で200件近く審査することもありますが、講座を受講したからプロで通用すると思っている方が結構いらっしゃるように感じます。実際のところどうなのかというと、通信講座だけの方は合格して実際に活動させても、ほぼ90%がすぐに離脱している現状があります。

つまり、プロで通用するという売り文句で講座をやってるところは、実際の実情をまったくわかってないわけで、そんなに世の中甘くはないということなのです。

ではそんな中で生き残った10%の人が受けた講座は何か?

この質問の答えを知りたい方は多いと思います。

でも、どこの講座が良かったとか、実はありません。

実際には講座でも一長一短があって、講座を受けた後に、みなさんそれなりに努力をしているということです。

占い師レベルアップ方法
占い師レベルアップ方法

その中でも一番何が効果的だったかを今回紹介していきたいと思います。

みなさん、それなりに基礎は学んだ段階で、鑑定の仕方はそれなりに分かっています。でも、実際に鑑定をやらせてみると、60点の合格点を付けられるだけの占いができる人がいないのです。これはチャット占いでということではなく、電話でも、対面でも同じことがいえます。

何が問題かはさておき、そうした場合にどうアドバイスしているか?実際に相談を受けた際に何を私が伝え、そこで一番うまくいったのは何かをお話します。

私のアドバイスとしては、

『友達とふたりで、すご腕占い師のところに鑑定に行ってこい。』

ということ。

すご腕占い師とは、雑誌やメディアに出てる方ではありません。彼らは占い自体ヘタなケースも多いです。そもそも物書きと占い師は違うスキルで、すご腕占い師のところに行かないと意味がないのです。

私はこの話をするときには、占い師を4つのタイプに分けます。

  1. ゼロからすべて生み出すことができる占い師
  2. 努力型の占い師
  3. お膳立てが必要な占い師
  4. なりたての占い師

文字にすると、すご腕占い師が上記1だという人がほとんどだと思いますが、実際には3のところに向かう人が多いです。一見1と3は区別がつきません。鑑定のスキル自体は同じくらいだったりするからです。

違いを説明すると、上記1はお客様0の状態から、お客様を集めていける人で、0を1にできる占い師です。上記2は1に向かう努力はしているが、まだそこまで至らない占い師。3はお客様を席につければパフォーマンスを発揮できるが、自分から呼ぶことはできない占い師。上記4はまだどちらにも振り分けられない状態。

私は本来上記1のところに行ってほしいですが、近くにいない場合は2でも3でもかまいません。4以外にいけば問題ありません。

上記4は、そもそも問題を抱える本人と同レベルの存在であって、学ぶべきものがないからです。

しかし、それ以外の1~3には、学ぶべきものあります。

2人で占いに向かう理由

友達と2人でいくのには理由があり、鑑定の流れや運び方を学ぶためには、自分が受けるパターンと他人が受けているのを見るパターンの2種を取り入れるのが最も効果的なのです。

弊社の占い館であるマリーシェル占い館では、9分、20分、30分、45分、60分というメニューでサービス提供をしています。2人で占いに行く時には、短い2つの鑑定で十分学べます。2つというのは、弊社の場合であれば、9分と20分の2つということ。同じ分数のものを体験するよりも、この2つの組み合わせが最も良いです。

実際にかかる費用もこれなら友達分を自分で支払ったとしても、5000円とか高くても10000円くらいで済むケースがあります。

では、なぜ2つの時間帯にするかというと、時間による話の流れの作り方や展開の仕方を学べます。すご腕占い師になると、9分から延長が入るとか、初回以降は30分といったように、ある程度まとまった時間の鑑定が中心になるものです。

なぜそういったまとまった時間の鑑定につながるのか、それを自分で体験してみるのです。9分なら始めから終わりまでの間で、どこにピークを持ってきてるとか。 ここで次につながる会話ができているとか。 占い師ごとのスキルの片鱗を知ることができるはずです。

そして、友達の鑑定の時には20分の鑑定など、時間を変えてみることで、時間配分や話の構成などに特徴的なことがないか。9分との違いが何かを、他人の鑑定を見ることで、客観的に分析できるはずです。

同じ質問を自分が受けた時には、自分ならどう鑑定するか、そんなことを考えながら見ていくのも良いと思います。

そうしたことをすることで、これまでの自分に足りないことや自分にも取り入れられることが見つかってきます。たまに完コピしようとする人がいますが、それは無意味です。自分のキャラに合うものを取り入れるとか、自分ならではのものを体験から生み出すといったことをしていかないとうまくいきません。

こういった体験ですぐに自分の改善につながらないにせよ、自分の課題が何かそこを認識することにつながれば、課題克服が今後の直近の目的になるわけで、新たに始めたサービスを途中で投げ出すことなくできるようになります。

どの業種でも言われることですが、一流に触れるということは大事で、頂点が100とするなら、その100を知らないと、自分の基準を見誤ります。

100を知るのが大事と書きましたが、上記1ではない場合、80や70になってしまうこともあります。でもまあ、それはそれで仕方のないことで、最初は100も80も70も一緒に映ったりするものです。自分のスキルが高まるにつれ、70にはない80のすごさや、それ以上の何かを持ってる100の違いに気付くものですから。

ネットの無料占い募集とかで、占ってもらってわーい!って方も多いと思いますが、一流の技術やスキルに触れる方が勉強にもなるし、楽しいと思えるのではないかなと個人的には思います。

自分の近くですご腕占い師を探す際の参考になればと思いますので、最後にアドバイスをすると。

店の立地やいつできたか?を確認しとくと見つけやすいです。

よくあるデパートや商業施設の空きスペースなど、そもそもお金のかからない場所には一流の戦力がそこに割かれるわけはないので、基本的にはそんなところにはいません。

自宅でやってる占い師に関しては、アタリ・ハズレがあり、ハズレを引くと宗教の勧誘を受けるみたいなことになりかねませんので注意が必要です。

いつできたか?ということですが、老舗ならお客さまが付いてるのが当たり前で、並んでいるからスゴイというのはちと違います。逆に最近できたのに、ひとりだけいつも人気があるみたいな場合は、アタリである可能性が高いでしょう。

東京近郊に住んでる方なら、吉祥寺のマリーシェル占い館に来るのをオススメします。うちの店だからということでなく、4つの分類がはっきりとわかるからです。1を育てるための設計が施されていて、他の占い館とはまるで違います。3の方の中にはこの店舗の仕様を嫌う方もいらっしゃいますが、合理的な設計で6ヵ月で占い師を育て、リピーターを量産させることができたアトレ松戸店のシステムを踏襲しています。

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