消費税8%の最後の日。
明日から10%に変更されますが、8%の最後の日となる本日たまたまジャンプを読んでいたら、気付いたことがある。
週刊少年ジャンプに連載の『サムライ8 八丸伝』
そして、週間少年サンデーには『君は008』と
“8”という数字の漫画が続いている。
“8”という数字は、無限(∞)を現す数字だ。
以前、数字の意味を扱った記事にも書いたように、人間を現す”7”という神を現す”9”の間にある数字であり、そこには大きな隔たりがあるという考え方だ。
“8”それは無限の可能性を秘めた数字ではあるが、無限という状況は、人それぞれ自分の置かれた立場によって、捉え方が変わってくるのではないだろうか。
大きく成長している段階においては、希望が増し前進力が増すかもしれないし、逆に追い込まれている状況では絶望を抱くことにつながるかもしれない。
たまたま消費税が本日9月30日をもって終了となるが、過去最高益を挙げても1円も法人税ゼロ(法人税を払わない)の会社の記事もニュースに挙がっている。この記事だけを読むと、金銭欲(強欲)を感じさせるものだが、この”強欲については同じ漫画繋がりで『七つの大罪』を連想させる。この『七つの大罪』を調べると、四世紀に修道士によって書かれた『修行論』に出てくる『八つの人間一般の想念』が基とされる。
つまり、ここでも”8”という数字が関係してくるのだ。
“8”というのは、漢字では”八”と書くことから”末広がり”といい縁起のいい数字というイメージを持たれがちで、たしかに拡がりがある世界を指すのかもしれない。でもそれだけでなく、行き過ぎればバランスを崩すことにもつながりかねない。
上記の記事では、アマゾンのジェフ・ベゾスのことも例で挙げられたが、行き過ぎた結果が1月8日の離婚だったのかもしれない。
法人税を1円も払わない企業においても、おそらく今後失うものがでてくるのだろう。
来年、日本はオリンピックが行われる。東京五輪のサイトを見ると会場計画コンセプトには無限大の記号をイメージさせると書いてある。
無限大=”8”を連想させるが、行き過ぎた反動はやはり2020年に出てくるのだろうか。
バランスを取るというのは、とても難しい。成長している時にはいい方向しか目がいかないし、勢いのある者だけが周囲に集うもので、逆に目を向けるのはとても難しい状況に陥る。
あえて、そこに目を向けようとしない限り、気付くことができない。グレタ・トゥンベリさんの国連演説も、行き過ぎた世界に対する警鐘のひとつなのだろうが、オバマ元大統領は耳をかしても、トランプ大統領は耳をかすことはない。