
マリーシェルでは、遠方の利用者が60%を超えており、通常の商圏エリア以外のユーザーを取り込めていることがわかります。秋葉原は観光需要が一定数はあるものの、浅草や横浜とは異なりオタクの町であり、アニメグッズなどの目的があって訪れるユーザーがほとんどで、グッズにお金を落としたユーザーが占いを利用するケースはほぼありません。そうした中で、商圏エリア外ユーザーが増えているというのは、利用者が転居した後もリピーターとして利用することで、その他商圏外ユーザーを押し上げていることがわかります。
また、40~50代が60%を占めており、男性利用者が45%を占めています。
一般的に占いは20代~30代女性が中心と見られるサービスですが、マリーシェル占い館ではそれとは異なるデータを示しています。
恋愛などが中心の占いの場合、ターゲットが20代~30代の女性になるのは当然で、運勢の良し悪し、相性といったものを伝えるだけの占いで成り立ちます。しかし、仕事の悩みを解決する、訴訟などのトラブルなどを解決するといったように、状況に応じた対策を打ち、問題を解決していくという展開は、高度なスキルが必要でそれらは一般的な占い講座では習得することができないスキルです。
マリーシェルが出店した秋葉原エリアを例に挙げると、マリーシェル占い館が出店後、1年もしないうちに近隣の占い店舗はすべて撤退することになりました。また、チェーン店が進出してきましたが、それも1年ももたずに撤退しています。
マリーシェル占い館が提供する問題解決型の占いを展開すると、これまで通用していたエンタメ要素の強い占いは成り立たなくなることがここでわかります。お客様は悩みを解決したいがために占いを利用する人が多いですが、他店ではそれに向き合うことができません。運勢が良いとか相性が良いは、悩みの解決に直結するわけではなく、具体的に何をすれば解決できるかがポイントです。それを提供する占い店があれば、お客様は必然的にその店を選ぶようになります。その結果が秋葉原エリアで起こった事象です。
身近なもので考えればわかりやすいですが、学校で英語を学んで試験で結果を得ても、実際に英語を使ってビジネスができる人って少ないと思います。知識はあるのに、実際にしゃべれない、コミュニケーションを取れない・・・。
これと一緒で占いの知識を学ぶのと、それを使いこなす(活かす)スキルを磨くのは別です。一般的な占い講座は、占いを使いこなす(活かす)スキルを学べません。そもそも占いを使いこなせない人が占いを教えているので、当然の結果です。
マリーシェルが提供する講座は、占いを使いこなすスキルを学びます。リピーターをきちんと取れる現役屈指の実力のある占い師が自らそれを教えます。
ただし、1日に活動できる時間は決まっており、通常のお客様との鑑定時間を削って、講座に時間を割いていくことになるため、対応できる人数に限りがあります。
年間に4名の人材だけを一定期間のトレーニングで、10年以上のキャリアを持つ占い師よりも優れた技能を持つ占い師に仕上げていくことになります。